サッカー全般
2024/06/19 21:30

U-17日本高校選抜メンバーが負傷離脱も旭川実業が29年ぶり4連覇【全道高校サッカー】

1995年の室蘭大谷以来29年ぶりの4連覇を達成した旭川実業=撮影・西川薫

■全道高校サッカー大会最終日(6月19日、札幌・白旗山競技場)
▽決勝 旭川実業4-2札幌大谷

MF萩野主将がPKで決勝点

 旭川実業が札幌大谷の追い上げを振り切って、1995年の室蘭大谷以来29年ぶりの4連覇を達成した。2-2で迎えた後半29分に得たPKをMF萩野琉衣主将(3年)が決めると、2分後にはFW高杉龍乃介(3年)がこの試合2点目となるダメ押しゴール。夏の北海道王者の座を守り切った。決勝に進んだ2校は7月26日に福島で開幕するインターハイに出場する。

後半29分に旭川実業のMF萩野琉衣主将が決勝点となるPKを決める

 

富居監督「層の厚さつくっていく」

 昨季、高校世代国内最高峰のプレミアリーグイーストに参戦した旭川実業が、最後に底力を見せつけた。今年3月のU-17日本高校選抜で指揮を執った富居徹雄監督(51)は「うれしいのはうれしいです。ただ選手には、もうちょっと仕事してほしかった。サブだった子をスタートで使ってみたり、スタートをサブで使った。層の厚さをつくっていかないと。やっぱり全国だと人数が少ない中で連戦になってきた時に、いろんな使い方が出てくるんで、そこを考えている部分はある」。本番までにさらなる底上げを図る。

試合後、ベンチ入りメンバーと抱き合う旭川実業応援団

 

プリンス負けた相手に勝って優勝

 チームをまとめるのは、決勝点のPKを決めた萩野主将だ。「PKになったら、あそこに蹴ろうって試合前から決めていた。プリンスリーグで負けている相手だったんで、そこはみんなが強い気持ち、ライバル心を持っていた。その相手に勝って優勝できたのはうれしい」。試合後には、控え選手と一体となって喜んだ。

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