【一問一答】交流戦MVPの水谷瞬「安泰の立場でもないので、通過点と考えていけたら」
■6月20日、エスコンフィールド北海道
日本ハムの水谷瞬外野手(23)が全体練習に参加し、交流戦MVPについて言及した。祝福のコメントなどの反響も多くあったという。今後はマークも厳しくなることが予想されるが、相手の研究のさらに上を行き、ポジションを確実なものにする。練習後の一問一答は以下の通り。
―賞金200万円の使い道は
「全然決めてないです。欲しいものないですし」
―年俸から考えるとすごい賞金額。重みは感じるか
「重みは特に感じてないです。まだ実感も湧いてないですし、お金だけじゃなくて、賞というかタイトルというか、そういうものを取ったという実感も湧いてないので、そんなに感じていないというか、そんな感じですね」
―やることは変わらない
「もちろん光栄なことですし、打率に関してもたくさんいいバッターがいる中で、そういう位置に立てたのは、うれしいことではあるんですけど、言うても18試合というところなんで。まだ前半戦も終わってないですし、そこで取ったからどうだってこともないかなって、自分の中で思っているところです」
―交流戦だけと言われたくない
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「そうですね。本当光栄なことなので、そういう言い方も良くはないんですけど、うまく表現できないんで、こういう表現の仕方になってしまうんですけど、たかだか交流戦なので。1年もまだ終わってないところなので、終わったときに自分の成績、それプラスアルファとして、交流戦のタイトルがあったっていう、それも踏まえての1年間どうだったかっていうところだと思う。ここで浮かれてしまったら足元すくわれると思いますし、自分の立場って安泰でもないと思っているので、通過点だと思っていけたらと思います」
―反響はあったか
「きのう北海道入りするときもたくさん声も掛けていただきましたし、自分の中ではそんな実感が湧いてないので、複雑な気持ちではありました。初めて1軍上がってヒットを打っただの、ホームランを打っただのっていう、そういうところよりも実感がないっていう感じなので、すごいことをしてしまったんだなっていう何とも言えない気持ちです」
―空港で声を掛けられた
「僕、きのう実家に帰っていたので、羽田から来たんですけど、品川駅でも声を掛けていただきましたし、羽田空港でも声掛けていただきました」
―交流戦の中でも攻め方の違いなど感じたか
「やっぱりいろいろ考えさせられるところもありましたし、そこは駆け引きというか、楽しんで。友亮さん(佐藤2軍コーチ)流に言うなら、楽しんでできたんじゃないかなと思います」
―元ソフトバンクの松田さんからメッセージはあったか
「松田さんからは来てました。『えー』みたいな(笑)。松田さんらしいコメントというか、祝福の仕方というか、そういうメッセージがありました」
―シーズンの中では一つの区切り。今後に向けて
「目に見えた結果、ちょっとしたタイトルをもらったことで、相手チームも前よりは僕に対する研究の時間が増えると思いますし、ましてや、他のチームもこういう区切りで切り替えてくると思うので、僕自身、難しく考えすぎず、再昇格させていただいたような気持ちで、また1打席1打席大事にやっていこうって思うだけですね」