ファイターズ
2024/08/29 17:00

【青春の1ページ】~F戦士が高校時代を振り返る~ 根本悠楓投手

苫小牧中央高3年の夏、準々決勝・駒大苫小牧高戦で熱投した根本

プロ4年目の道産子左腕が登場

 どんなプロスポーツ選手にも、色あせることのない〝青春の思い出〟がある。道新スポーツデジタルでは、アスリートの高校時代にスポットを当て、「青春の1ページ」と題して連載する。第7回は、北海道・苫小牧中央高出身の日本ハム・根本悠楓投手(21)が登場する。当時のタイムスケジュールや、初めて涙を流したという2年夏の駒大苫小牧高戦…。朝から晩まで、ひたすら野球に打ち込んだ日々を振り返った。

時には朝食を自炊 帰宅後も自主トレーニング

―高校時代の1日のスケジュールは
「(午前)6時50分(発)の電車に乗るので5時半くらいに起きて、シャワーを浴びて。親は仕事で浜に行ったりしていたので、自分でご飯を作ったりしていました。朝ご飯は絶対、食べたい。もちろん作ってもらっている時もあったんですけど、鶏肉を焼いたり、卵を焼いたりしていました。白老の奥の方なので、(苫小牧まで)電車で40分くらいかかる。7時半くらいに駅に着いて、歩いて8時前に学校に着く。朝練はなくて、各自やりたい人はやってという感じでした」

―授業は
「水、金(曜日)は午前中で授業が終わって練習。木曜日も午前中で終わることが多かったです。昼からだったら(午後)1時から練習。終わるのはナイター(設備)がないので6時です。自主練をして、7時50分の電車で帰れと言われていたんですよ。学校が9時くらいで閉まっちゃうので。自分の駅まで行く電車が、7時50分か終電の9時50分しかない。7時50分に合わせて自主練して、9時くらいに家に着いて、走ったりシャドー(ピッチング)をしたりして寝ていました。今振り返ると、きつかったですね」

白老白翔中3年時に全国中学校軟式野球大会決勝で完全試合を達成し、苫小牧中央高に進学した根本

 

3年間で遅刻ゼロ 学業成績は学年トップ!

―朝も寝坊できない
「6時50分に乗り遅れたら、もう間に合わないです。でも、遅刻は一回もしたことないです」

―勉強は得意だった
「赤点は取るなと言われていたので、赤点を取ったら、試合に出られない。普通に勉強していましたよ。一応、1位だったので学年で。フフフ。特進ではなく、普通のクラスで。普通の学校なら下の方(の成績)ですよ」

真面目な授業態度 「一回も寝たことないです」

―真面目に授業を聞いていた
「寝ないです。小学校から高校まで一回も寝たことないです。そういうのは意外と…意外とというか(笑)。寝ることだけは、あまりしたくないので」

―得意科目は
「ないっす。特に英語は無理。英語は大嫌いです」

仲間が音を上げたバーピージャンプ 「でも、余裕っす」

―苫小牧中央高の伝統メニューは

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