ファイターズ
2024/06/22 01:10

《岩本勉のガン流F論》「さちとら」もいいけど、「さちゆう」も

■パ・リーグ8回戦 楽天9-9日本ハム(6月21日、エスコンフィールド北海道)

バッテリーが見せた変化 息は合っていった

 コミュニケーションを重ねることで、バッテリーの息は合っていった。試合経過とともに見せた2人の変化が実に見事だった。いつも伏見と組んできた山崎は「ほかのキャッチャーでも自分の味を出せる」といったところを見せたかったはず。

 一方、今季2度目のスタメンマスクだった清水も、良いところを見せたかっただろう。

山崎らしからぬ姿 困惑するほどの投げ急ぎっぷり

 いわば、互いにプレッシャーを背負ってプレーボールを迎えた。そのせいか、山崎は投げ急ぎが目立った。奥行きを使いながら、巧みにボールを散らしていくのが持ち味なのだが、パワーピッチングに出ていた。バッターでさえも「なんで急いでるの?」と困惑するほどの急ぎっぷり。体勢を崩すシーンすらあった。

迷いながらサイン? 互いに疑問符の一、二回 

 一、二回、それぞれの頭に「?」が浮かんでいたかもしれない。清水にしてみれば「こんな力投型?」。山崎は「迷いながらサインを出してる?」。互いに、そのように思っていたとしても、おかしくはない。

理想と現実を見極めた2人 しっかりとテーマを共有

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