ファイターズ
2024/06/22 19:30

《SHINJOの信条》勘です! さすが新庄剛志だなって(笑)

■パ・リーグ9回戦 楽天2ー5日本ハム(6月22日、エスコンフィールド北海道)

―(試合後、自ら口を開き)
「ナイスゲーム! 質問は?」

―けがで離脱した水野に代わり、福田光を1軍に呼んだ理由は
「勘です!」

―勘
「勘! ハハハ。勘! 絶不調の福田くんを呼びました。きのう、ナイターで(2軍の)試合に出ていなかったので、寝不足くらいがちょうどいいかな(笑)。ただ、それだけ」

―その福田光は六回に、貴重な追加点となる適時二塁打。打席に入る前に耳打ちしていた
「あまり見過ぎたらボールが手前に来すぎて詰まるから、とにかくポイントを前にして打ちなさいと。初球、変化球をめちゃくちゃポイント前にしていたので、そこまで前にせんでいいやろって。あの空振りがあのヒットにつながったので、良かったですね~」

―1軍昇格即スタメン起用した
「いやいや。気持ちの面で、なかなかファームでも結果が出ていないところでの即スタメン。彼は気持ちが強い子なので、何かやってくれるんじゃないかなっていう期待感で出しました」

―二回の第1打席で、左前にタイムリー
「ねぇ~。さすが新庄剛志だなって(笑)。思いましたよね」

―打席で雰囲気があった
「あったかな? あった? 俺はそう感じなかったですけど、打ちよった~って」

―気持ちの強さは前から感じていた
「そうそうそう。去年から。去年、ロッテから(トレードで)来て話をして、目を見て会話をした時に。この子はどっしりしているなって、会話してそう思いました。動じないですね。調子が上がってきた時にポカするタイプ。守備うまいので。肩も強いですし」

―早速、チャンスをものにした
「気持ちでしょ。気持ちで食らい付いて、バットの芯に当てることを考えたら、あそこに行った。やっぱりうれしかったでしょうね。あの1本がなかったら2本目はどうかなというところなんですけど。彼の実力で打ったタイムリーなので、彼が素晴らしいです」

―4番に抜てきしたレイエスも3安打1打点
「これはね。マルティネスとの競争にレイエスが勝ったっていう。きょうの3本」

―当分、4番は相手投手は考慮しながら
「もちろん」

―本塁打が出れば、サイクル安打達成だった
「興味あるのかな? 狙っているような感じしなかったですけど、試合に出て結果を出して、チームが勝つことが一番、モーレは喜ぶと思うし」

―九回は守護神に復帰した田中正が締めて、11セーブ目を挙げた
「タイミング良かったですね。クローザー外れて、投げさせたタイミングも良かったし、戻すタイミングも合っていましたね」

―3点リードでマウンドに上がった
「表情がいいじゃないですか。ちょっと笑いすぎだけど(笑)。心の底から出ている笑顔ですよ。落ち着かせようという笑顔じゃない。頰がこわばっていない」

―今季初めて屋根が開く「ルーフオープンゲーム」だった
「きょう良かった~。なぜかというと、全体的に雲があって。雲がないとちょっと見づらいんですよね~。だから、きょうは良かった」

―グラウンドに日陰と日なたができるからか
「いや、俺、守っていないから分からんけど。あしたも同じ雲にしてもらって(笑)」

―それは難しいです
「たぶんですけど、万波くんの打球も、レイエスの打球も屋根が閉まっていたら(スタンドに)行っていますね。うちの攻撃の時だけ屋根を閉めてもらって。ハハハハハ」

―先発の伊藤は、6回2失点と粘った
「前回、良すぎてその期待をしてしまうじゃないですか。きょうくらいで十分です。試合をつくってくれたので」

―立ち上がりに2点を失い、どうなるかと思った
「でも、打ったバッターがうまかったんじゃないですか。浅村くんも調子上がってきたし」

―前日21日に負傷し、右足関節外側靱帯(じんたい)損傷と診断された水野は、復帰まで時間がかかりそうか
「ね~。まあ、4週間くらいで落ちつかせて、そこから試合に出てだから、2カ月くらいはかかるんじゃないですか。僕なら2週間で戻ってくるくらいのコツというのを何十年もやって分かったんですけど、彼は1年目なので、そういうコツが分からないと思う。でも、このけがをしている間のトレーニングでレベルアップができる。気持ちの持ちようによってはね。僕は足首をひねった時は、上半身ものすごく鍛えて、座ってティーもできるので。そのへんは水野くんがどうレベルアップするか楽しみにしています」

―好調の楽天相手に連敗を止めた。ここから流れに乗っていける
「うん。フフフ。そう思うでしょ。ねえ毎日、連勝したいし」

―前日21日は延長十二回の末、引き分けと長い試合だった
「きのうはね。富士急ハイランドみたいな試合だったね」

―ジェットコースター
「ジェットコースター! きょうは花やしきくらい」

―あまり驚きがない
「驚きがない(笑)。あしたはどうなるか分からない。あしたもいきます。楽しく」

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