ファイターズ
2024/06/22 19:55

《岩本勉のガン流F論》お立ち台の2人を見て思い出したオバンドーとの友情

■パ・リーグ9回戦 楽天2ー5日本ハム(6月22日、エスコンフィールド北海道)

胸が熱くなったタイムリーコメント

 解説席から声を発しながら、胸が熱くなった。二回、1点差に詰め寄り、なおも2死二塁。この日、1軍に昇格したばかりの福田光が同点打を放った。球団から送られてきたタイムリーコメントにはこう記されていた。一部ではあるが、「今までやってきたことしか出ない」。この文言にグッときた。

2軍でも腐らずに全力プレー 「チャンス来えへんかなぁ」

 今月上旬、鎌ケ谷でイースタン・リーグを解説した。2軍でも、しっかりフルスイング、全力疾走する福田光の姿があった。当然のことではあるが、これがなかなかできない。ファームに落ち、腐ってしまう選手を何人も見てきた。なんとかチャンスが来えへんかなぁ。福田光を見ながら、そう思っていた。

歯を食いしばって反復練習してきた男の言葉

 「今までやってきたことしか出ない」。それは自信の裏返しだろう。自分を信じ、行動してきた男が口にする言葉には説得力がある。「こうやりたい」、「ああなりたい」ではないのだ。歯を食いしばって、汗と泥にまみれながら反復練習してきたからこそのフレーズだった。

互いの活躍を勝利に結びつけた福田光とレイエス

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