【一問一答】福田光輝 今季初1軍で活躍 この日朝に北海道入りし、寝不足も「ファームにいる間ずっと寝てたようなもの」
■パ・リーグ9回戦 楽天2ー5日本ハム(6月22日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの福田光輝内野手(26)が22日、今季初昇格即スタメンで結果を残した。前日21日の同戦で水野達稀内野手(23)が負傷し、この日の朝に急きょ北海道へ移動。二回に同点打を放つなど2安打2打点と勝負強さを見せ、一躍ヒーローになった。試合後の一問一答は以下の通り。
―1軍に上がって即、結果が出た
「不思議な気持ちですね。本当、今年に関してはうまくいってなかったので。新しい気持ちで、イチから始まるぐらいの気持ちで行けたんで良かったかなと思います」
―1軍昇格が決まった時の心境は
「なんで俺? みたいな。試合も、出ているのは出ているんですけど、若手が出ることが多くて。たまに出た時でも内容もその日その日で良かったり悪かったり、連続して出ることがなかったので、いいのを継続するのは難しかったですし。(状態が)良くないと上に呼んでもらえないので、なんとか準備は自分でできることを、とりあえずやろうっていう気持ちでいました」
―いきなりスタメンで起用された
「いや、監督に聞いた方がいいんじゃないですか。勘ですか? 勘と言われたら終わりっすけど…(笑)。下(2軍)で良くない中でも呼んでもらって、僕的には気持ちラッキーやなって。良くないと呼んでくれないって思ってたし、今年もうまくいかんなーみたいな感じやったんですけど。(水野)達稀がけがしたので、僕自身も一応、内野はどこでも守れるので、それかなとかはいろいろ考えたりしたんですけど。スタメンって聞いてからは、下で悪かろうが、また1軍はもうゼロからのスタートやって気持ちでいきました」
―前日21日、2軍は横須賀でナイターだった。試合後、1人で2軍本拠地の鎌ケ谷に戻った
「自分の車で。きのうは泊まりの予定だったので。横須賀(の2軍戦)で延長で、とりあえず車で鎌ケ谷に戻って、準備して」
―午前8時の便で北海道に
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「はい。8時10分羽田発っす」
―前夜の睡眠時間はどれくらいだった
「もう夜飯食べずにとりあえず寝て。睡眠はファームにいる間ずっと寝てたようなものなので。自分に言い聞かせて、いっぱい寝てきたから、きょうぐらいはちょっとしか寝れんくても体は動くと。自分に言い聞かして来ました」
―午前6時ぐらいに起きた
「6時に起きて、朝ご飯ちょっと食べて、すぐに準備して。でも、なんかあたふたする感じもなく、さっきも言ったんすけど、もし出たとしても誰も期待していないと思って。きょうの練習でも、こうやっていろいろ聞かれたんですけど。この人らもあんまり期待してないやろなと思って。だからこそ、いつもは去年とかでも結果残したい、それはきょうもあったんですけど、しっかり準備してやってという感じだったんですけど、きょうはシートノックくらいまで、なぜか緊張もあんまりなく。逆にこのまま試合入ってしまうぐらいの気持ちで。なんでか分かんないですけど、みんながたぶん期待してなかったんで、それが良かったかなって。楽にいきました」
―2軍で仲を深めたレイエスとお立ち台に上がった
「ファームやったら、もっとうるさいんですけどね。もっと試合中もしゃべってるし、なんか1軍に行ったら集中しているみたいな感じで聞いたんで。きょう僕のロッカーにタオルが貼られてたんですけど。レイエスの新しいタオルを貼って、アイツが歓迎してくれたんですけど、ホントうれしいです。きょう、こうやって2人でお立ち台に立てたので、忘れられない日になりました」
―いいスタートダッシュが切れた
「ホント勝負だと思うんですけど、なかったチャンスですし、自分からあしたも打とうとか、あしたも絶対こうやって活躍しようって思うんじゃなくて、その時その時の感情でファームにいる間も準備はしてきたので、それをしっかり出せれば。あんまり自分自身でこう追い込むことなく、楽な気持ちでやりたいなと思います」