【プレーバック・写真入り】J1第19節 札幌0ー1横浜M(6月23日、札幌ドーム)
かつての盟友アンロペにPK決められた
最下位の北海道コンサドーレ札幌は、ホーム札幌ドームに横浜F・マリノスを迎え、0-1で敗れた。MF駒井善成(32)のハンドでPKを与え、後半18分、横浜Mのアンデルソンロペスに決められた。それまで強豪相手に、がっぷり四つの戦いぶりを見せていただけに悔やまれる敗戦となった。
札幌はFW鈴木武蔵(30)とMF長谷川竜也(30)を2トップに、MF小林祐希(32)をトップ下に置く布陣でキックオフ。開始早々の前半4分、左サイドのMF菅大輝(25)のクロスに、右サイドのMF近藤友喜(23)がヘディングシュートを放つ。4分後には再び近藤が右足で枠内に強烈なシュート。いずれも相手GKにセーブされたが、札幌は両サイドを使って再三チャンスをつくり、アグレッシブな姿勢を見せた。
守備面でもタレント揃いの横浜M攻撃陣の猛攻をしのいだ。前半11分、FW宮市亮のゴール正面からのシュートを、GK菅野孝憲(40)が倒れ込んで両手を伸ばし好セーブ。前半を終え、0-0。枠内シュート数、ボール保持率も互角で、決してひけを取らなかった。
試合が動いたのは後半14分。ボールが駒井の左手に当たったプレーを、オンフィールドレビューで確認。結果、ハンドと判定されPKを献上した。キッカーはアンデルソンロペス。助走で2度リズムを変え、裏をかかれたGK菅野は逆側に跳び、ゴール右下に決められた。試合後、アンデルソンロペスは「菅野のことは分かっている。落ち着いて蹴ることができた」と振り返った。かつて札幌に所属していたただけに「練習では何度も止められたGK。まずは落ち着こうと思った」と話した。
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(66)は「不運な形でPKを与え敗れたが、すばらしい戦いはできた。選手を責めることはできない」と肩を落とした。
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■最後まで横浜Mゴールに迫り続けたFW鈴木武蔵(30)
「(相手DFの)背後をどんどん取っていこうと話していた
(全5カット)