郡司裕也 まさかの2試合連続タイムリー内野安打 日ごろの行いで幸運を引き寄せた!?
■パ・リーグ10回戦 楽天6ー2日本ハム(6月23日、エスコンフィールド北海道)
四回に一時同点の内野安打 会心の当たり!?
日本ハムの郡司裕也捕手(26)が23日、エスコンフィールド北海道で行われた楽天戦の四回に2試合連続となるタイムリー内野安打を放った。
バットの芯では捉えられなかったが、必死に走ってチームに貢献。「俊足というよりも会心の当たり。今年一の当たり。やめようか、こういうことを言うの…。日ごろの行いがいいですね。だいぶ」と自虐的に振り返った。
曇りのち即晴れ 渋い一打にファンも歓声
ため息が一瞬で歓声に変わった。1点を追った四回1死満塁の絶好機で、郡司に打席が回った。カウント1―1からシュートに反応も、詰まった一ゴロ。ファンは落胆しかけたが、投手のベースカバーよりも速く、一塁を駆け抜けた。一時同点となる渋い一打にスタンドが沸いた。
心がける適材適所のバッティング
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もちろん、狙って打てる当たりではない。ただ、最悪のシナリオはゲッツーで、回避するよう努めていた。
「逆方向は意識していたので、それが功を奏したんじゃないですか」と分析しながら「きれいなヒットも打ちたいですけどね」と本音もこぼれた。
運も実力のうち! これからは善行を意識!?
偶然の産物だと十分に理解している。結果に感謝して「ただのラッキー。普段から運を引き寄せる行動を心がけます。ゴミを拾うとか、そういうところですかね」と開運にこだわる意向を示した。
俊足キャラにあらず ここまでプロ通算3盗塁
今季の盗塁は1つ。プロ5年目にして、トータルでも3つしか記録していない。俊足を売りにしているプレーヤーではないだけに、2試合連続の内野安打は珍しく「持っていますよね、そういうところは。でも一歩間違えたら、大惨事ですけどね」と安堵感をにじませていた。
執念のヒット 常に全力プレーのたまもの
どんな当たりでも手抜きせず走ってきたからこそ、際どいのタイミングでセーフを勝ち取れる。きれいとは言えない連日のヒットには、もがいてレギュラーをつかみ取った男の執念が詰まっていた。