高校野球
2024/06/25 18:45

夏の甲子園V1から20年の駒苫が快勝発進 春から成長遂げたエース辻健介が5回無失点【南大会室蘭】

春に続いてエースナンバーを背負った駒苫・辻が先発して5回無失点と好投=撮影・西川薫

■全国高校野球選手権南北海道大会室蘭支部予選(6月25日、苫小牧・とましんスタジアム)
▽Aブロック準決勝 駒大苫小牧5-0北海道栄

 春の全道8強の駒大苫小牧は、先発したエース辻健介(3年)が5回無失点とするなど、3投手で完封リレーを達成。2004年夏の甲子園での北海道勢初Vから20年の節目の夏初戦を快勝発進した。

8カ月ぶり先発も堂々ピッチ

 独特のフォームから繰り出される130キロ台中盤の直球を軸に駒大苫小牧の背番号1が躍動した。昨秋の全道2回戦のクラーク戦以来、公式戦では8カ月ぶりの先発。相手は昨夏の南大会準優勝の強豪だったが5回を散発3安打。「緊張はしなかった。自分の役割がスコアボードにゼロを並べることなんで、その役割をまず果たせたことは良かった。守備からリズムをつくることができなかったのが課題。でも0点に抑える、泥臭く絶対ゼロに抑えるという気持ちでランナーを出しても毎回思ってました」と、さわやかな笑みを浮かべた。

中学時代に横手投げに転向

 野球を始めた小学生のころは上手投げ。中学時代に所属した真駒内シニアでは外野手に転向したが、2年時に「投手がやりたくて」と復帰。その際、「元々腕が下がり気味だったんで『思い切ってサイドにしてみろ』って監督に勧められた」と、横投げに転向。3年時は背番号1をゲットした。その後、「もっと上を目指してやりたい。北海道で日本一を目指せる場所はここだ」と、駒大苫小牧へ進んだ。

春全道8強も登板は計2回⅓ 腕の位置が定まらずに迷走

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