《平川弘のCool Eye》得点率を上げるには DF大﨑の使いどころは
内容は悪くなかった横浜M戦
前半戦最後のゲームだった横浜F・マリノス戦は0-1。今季2度目の5連敗となった。ゲーム内容は悪いものではなかったが、何しろ点が取れない。
荒野主将が恥骨痛を発症
キャプテンのMF荒野が欠場した。恥骨痛らしいが、疲労が蓄積すると症状が現れるハードワーカーの宿命とも言える痛み。慢性化すると厄介で、ちょこちょこ戦線離脱することは避けられない。
荒野不在でMF駒井がボランチに下がったため、シャドーにMF長谷川、小林を使ったペトロヴィッチ監督。2人とも頑張ってはいたが、決定機をつくり出すことはできなかった。とくに長谷川にはシャドーストライカーとしてゴール前での仕事を期待したが、結果を残せなかった。
長谷川には結果が出てほしかった
後半は横に流れながら惜しいシュートを一本放ったが、ゴールは捉えられなかった。長谷川はここまでなかなか先発で使ってもらえず、ポジションを獲るチャンスだっただけにインパクトを残せなかったのは非常に残念だ。
日程的な優位性で主導権を握った
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
横浜Mは広島戦から中3日で札幌ドームに乗り込んできた。コンディション的にはしっかりインターバルが取れた札幌の方がアドバンテージがあった。それもあって前からのプレスが効き、主導権は札幌にあった。
そんな中の駒井のハンド。もちろん意図的ではないが、不運にもボールが手に当たった。ついてない。だが、GK菅野のファインセーブで前半2回救われていたのでPKは仕方ない。FW鈴木に決めきる力がない現状ではチャンスを多くつくって得点の確率を高めていくしかない。
クロスへの入り方を工夫する意識
幸いにも右サイドのMF近藤が好調で、DFラインを破る仕事ができている。近藤からのクロスに対してゴール前に人数をかけ、入り方を工夫する等の意識を持ってほしい。
26日の相手であるFC東京は左サイドにDF長友が出て来る可能性が高い。長友相手に近藤がどこまでできるか興味深い。とにかく早く仕掛けること。サイドチェンジからボールを受け、1対1になったらカバーリングが来る前に早く勝負することが大事。近藤のところで突破できないと連敗は止まらないだろう。
DF大﨑の補強が発表された。DFラインで使うかボランチで使うかだが、コーチングで人を動かせるので後ろで使った方が効果はあるだろう。