ファイターズ
不屈の男が本領 浅間大基2軍で先制弾
■イースタン・リーグ12回戦 巨人2-8日本ハム(6月25日、鎌ケ谷スタジアム)
不屈の男が本領を発揮し始めた。浅間大基(28)が、右手首痛から実戦復帰して48日。5月19日のヤクルト戦以来、自身18試合ぶりの2号ソロ本塁打を放ち、チームの勝利に貢献。右手首に負荷を与えない新たな打法がなじんできた。
外角143キロの直球を右中間スタンドへ
見せ場は五回だった。それまで1安打に抑え込まれていた巨人・堀田投手を打ち崩した。3-2までボールを見極め、外角143キロの直球を右中間スタンドに運ぶ先制弾だ。
第1打席で中堅奥まで運ぶ打球を放った。中飛に打ち取られたものの「感触が良かった。イメージをそのまま、カウントを取りに来たストレートを捉えることができた」と笑顔で話した。
ケガに泣かされプロ10年目
プロ10年目の節目の年。1年目の2015年は、5月に1軍昇格。いきなりデビューから4試合連続安打と好スタートを切った。だが、毎年というほどケガに泣かされ続けた。翌年は腰痛に悩み、腰部椎間板ヘルニアの手術など、好調を維持できないでいた。今年も春季キャンプは2軍スタートも1軍昇格を勝ち取り、オープン戦に8試合出場3割超えの結果を出し、開幕スタメンを目の前にするも、右手首を痛め、戦線離脱した。