プロ野球
2024/06/27 07:00

【’24ドラフト道産子有望株】⑨独立L高知の若松尚輝投手 20歳で投手転向の遅咲き152キロ右腕

投手転向まだ3年で最速152キロをマークする高知ファイティングドッグスの若松=高知ファイティングドッグス提供

本格的な投手歴はまだ3年

 今秋のドラフト会議で指名が期待される選手を先取りする「’24ドラフト道産子有望株」第9回は、四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグス2年目の道産子右腕・若松尚輝投手(24、札幌学院大出)。本格的な投手歴はまだ3年と浅いが、1年目の昨季に自己最速の152キロをマーク。右肘を痛めて指名漏れしたが、クリーニング手術を経て今春に復帰すると、5月17日の愛媛戦で救援ながら入団後初勝利。通算8試合14イニングを投げて防御率は0・00。6月29日にはホーム徳島戦で後期が開幕。さらなる結果を残し、今度こそドラフト指名を勝ち取る。


<動画:若松投手の投球フォーム>

 

エースナンバー背負う道産子右腕「NPB見えてきた」

 20歳を越えてから投手に転向した遅咲きの豪腕。エースナンバーの背番号18を背負う道産子は「去年、150キロが出たぐらいから、NPBがちょっと見えてきたかなって思い始めて、そこから思いは強くなってます。小さい頃からなりたいと思ってはいたんですけど、ただなれたらいいなみたいな感じ。まさか自分が目指せるなんて高校、大学からは想像もしてなかった」。当時、漠然としていた憧れは、いまでは手の届きそうな目標に変わった。

9月にクリーニング手術

 昨季は16試合に登板して0勝3敗も、50イニングで39K。奪三振率は7.02をマークした。ところが8月に右肘を痛めて離脱。9月にクリーニング手術を受けた。「肘の手術は初めてだったので、本当に復帰できるのかなってメンタル面でもけっこう落ちた時もあった」。

元阪神投手の助言に感謝「本当に投げられるまで復帰できた」

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