【プレーバック・写真入り】パ・リーグ9回戦 日本ハム2ー2西武(6月26日、大宮公園)
(延長十二回)
延長十二回 今季5度目のドロー
日本ハムは敵地・大宮で西武と対戦し、延長戦にもつれ込む熱戦を繰り広げ、2-2で引き分けた。先発した福島蓮投手(21)は、一回に2点先制してくれた打線に応えるように、一回をピシャリと3者凡退に打ち取り、幸先のいい立ち上がりを見せた。しかし、二回に先頭打者を四球で歩かせると、歯車が狂った。続く打者もストレートの四球で無死一、二塁。さらに三塁守備の郡司裕也捕手(26)が、三ゴロを後逸し二走が生還。続けて二ゴロの間に追加点を許し、安打なしであっさり同点に追いつかれた。
福島が崩れたのは、この二回だけ。あとは六回まで二塁を踏ませぬ投球で踏ん張り、6回1安打2失点(自責0)だった。
前日25日に欠場した松本剛外野手(30)がこの日抹消され、代わりに登録された浅間大基外野手(28)が2番・中堅でスタメンに名を連ねた。そして、先制パンチに貢献した。1番・万波中正外野手(24)がいきなり右翼フェンス直撃の二塁打で出塁すると、浅間は三塁線へセーフティーバントをきっちり決め、無死一、三塁。3番・水谷瞬外野手(23)の右前適時打で先制した。1死はさみ5番・田宮裕涼捕手(24)の左犠飛で2点目を挙げた。
二回に2-2に追いつかれてからは、互いに譲らずゼロ行進。七回以降は6投手をつぎ込み、ついに延長十二回に突入した。最後、勝ちがなくなった十二回裏のマウンドに立ったのは、山本拓実投手(24)。2死一、二塁のピンチの場面で、巨人から移籍したばかりの西武の松原聖弥外野手(29)の大きな飛球は、左翼手の頭上を越えようとしていた。万事休す、そう思われたが、代走で途中出場し、指名打者を解除して左翼守備に就いていた五十幡亮汰外野手(25)が自慢の快足を飛ばしてスーパーキャッチ。ナイスプレーでサヨナラ負けを阻止した。
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