高校野球
中学軟式後志選抜8人が主力の俱知安が小樽双葉に逆転白星発進【南大会小樽】
■全国高校野球選手権南北海道大会小樽支部(6月27日、小樽・桜ヶ丘)
▽1回戦 俱知安8-3小樽双葉
創部102年の俱知安が、2桁安打の猛攻で小樽双葉に逆転勝利。2002年以来の南北海道大会出場へ、2季節連続で初戦を突破した。2番・松屋遥人中堅手(3年)が2安打3打点と活躍すると、エース・二階哲矢投手(3年)が3失点完投勝利した。スタメン9人中7人は、3年前の中学軟式野球後志選抜のメンバー。1年から中心選手として活躍してきた。3年春の代表決定戦では北照と5度目の対戦。2-4と善戦するなど徐々に力を付けてきた。29日の2回戦で、岩内・俱知安農業・寿都・未来創造連合に勝利して、2季連続の代表決定戦進出を狙う。
甲子園出場3年計画の最終章
俱知安の〝甲子園出場3年計画〟最終章が幕を開けた。開始早々、双葉に2点を許したが、1点差に詰め寄った五回無死満塁から松屋が一塁線を破る、逆転の2点二塁打。5-3で迎えた九回無死一、三塁から再び松屋がダメ押しの適時打。「最後の夏なので、楽しもうって気持ちがまず第一。その楽しんでいる気持ちが結果につながっているのかな」と声を弾ませた。
4年前の岩内旋風を再現するぞ
4年前の岩内旋風の再現だ。松屋の兄・駿汰さん(21)は、共和中3年時に全国中学8強入り。当時の主力メンバーが岩内に進学し、2019年に2年秋の支部2回戦で北照に勝利して15年ぶりの全道大会進出で話題を呼んだ。今回の言い出しっぺは、俱知安中出身の3番・斎藤昌太朗遊撃手(3年)だ。3年前、後志選抜で一緒にプレーした際「岩内の時のように、自分たちもまた一緒にやろう」と各選手に声をかけ、8人が俱知安で再集結した。