岡村が出場停止の新潟戦で札幌DF家泉怜依が3バック中央に名乗り
■6月27日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
前日26日にFC東京とのアウェーゲーム(0●1)を戦った北海道コンサドーレ札幌は、札幌に戻って午後練習を実施。FC東京戦で長時間プレーした選手はリカバリートレーニングを、それ以外の選手は9対9のミニゲームなどを行い、29日のホーム新潟戦(札幌ドーム)に向けて調整した。なおこの日から、右ハムストリング肉離れで戦線を離脱していたMF青木亮太(28)が全体練習に完全合流した。
リーグ7戦ぶり勝利へ全力だ
DF家泉怜依(24)は、自身初挑戦のJ1リーグ戦でここまで11試合(うち先発4試合)に出場。ここまでのシーズンで培ってきた経験を生かし、守備の要DF岡村大八(27)が出場停止となる新潟戦で自らの任務を全うし、リーグ戦7試合ぶりの勝利に貢献する。
2カ月で15試合の過密日程やっと一息
5月に7試合、そして6月に8試合と、2カ月の間に15試合もの公式戦を戦う過密日程も、次節の新潟戦でようやく一段落。FC東京戦までの14試合全てに出場(うち先発7試合)してきた家泉は「コンディションは全然大丈夫です」と、タフネスぶりを発揮している一方で、「個人の部分ではあまり良くないプレーが多いと思っている」と、プレー面で満足できるレベルに至っていないことを口にする。
全体練習後に居残りパス練習
「(ボールを)はじくところや、つぶすところをストロングにしているんですけど、東京V戦や川崎戦では、自分が下手につなごうとして相手にカットされてそのまま失点したり、ビルドアップも(アウェーの)富山戦でミスしたり、第1戦でもボールを奪われそうになったりしたので、自分はそこができないと開き直って、練習するしかない」。東京から札幌への長距離移動があったこの日も、全体練習終了後の自主練習で、DF岡田大和(23)やGK児玉潤(26)と共に長時間パス練習を実施。「毎日やるようにしているんですけど、うまくなるためにというよりは、(チームの)基準に乗せるために、という感じなので、(体が)きつくてもやるべきだと思っている」と、プレー改善のための努力を日々惜しむことなく続けている。