日本ハムの伊藤大海投手（２６）が２９日に行われるソフトバンク戦に先発する。前回登板の楽天戦は６回２失点の粘投でチームの連敗を止め、今季６勝目を挙げた。上位躍進の命運を握るエースは、パ・リーグ首位を独走する若鷹軍団を封じ、ペナントレースを盛り上げるつもりだ。試合前日の一問一答は以下の通り。

ー１週間の調整は
「変わらずしっかり自分の体と向き合いながら、いい準備ができました。毎回同じですけど、しっかり１イニング目からやっていきたいと思います」

ー好調なソフトバンク打線。警戒ポイントは
「全部です。全部ですけど、回の先頭をしっかり抑えるとか、シンプルなところを（気を付けたい）。１人出すと、どんどん後ろにつながっていってしまうので。まずは１アウト。しっかり攻めていければと思います」

ーチームは６月、元気がなかった。伊藤の登板で盛り上げたい
「守りからリズムをつくることで貢献したい。なかなかチームも元気がない中で、いかに守備からうまくリズムをつくってやっていけるかが、すごく大事だと思うので。ピッチングと守りをしっかりして、攻めて、攻めてという形をつくっていければなと思います」

ーゲーム差が離れている中で、この３連戦は大事になる

「すごく大事だと思います。このままいくと、他のチームも首位を追わなくなるっていう面白くない展開になってしまうので。それだけは避けたいので。しっかり勝てるように、これ以上差が出ないようにやっていきたいと思います」

ー前回登板後は『欲を言えば、もう少し長いイニングを投げたかった』と話した。スタミナ面に余力を残していたか
「そうですね。全然スタミナ的にも問題なかったです。ただあしたは、本当に神経を使う登板になると思う。イニングよりも先制点を与えないことにまずフォーカスして、ゲームメークをしっかりしたいなって思います」

ー今季は勝ち星が多い
「野手がたくさん打って、守ってくれているだけだと思う。勝ち星が一番、先発陣には活力になる。毎回、気持ち良く調整できているので、そこは野手に感謝したいです」