札幌のDF中村桐耶が7試合ぶり勝利誓う「この3連戦を勝利で終われるように」(予想スタメン付き)
■6月28日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌DF中村桐耶(23)が、29日のホーム新潟戦(札幌ドーム、午後2時キックオフ)でリーグ戦7試合ぶりの勝利を札幌サポーターに届ける。
失点40も守備陣の立て直し着実に
リーグ戦20試合を終え、札幌の失点はJ1ワーストの40。1試合平均2失点という数字が今季の苦しい状況を示している。しかし前々節のホーム横浜M戦(0●1)、前節のアウェーFC東京戦(0●1)で、札幌は体を張った粘り強い守備を見せた。どちらの試合も完封とはならなかったものの、守備陣の立て直しが着実に進んでいることを感じさせた。
コミュニケーション取り続けた成果
この2試合で左CBとして先発フル出場を果たした中村は「ここまでは、簡単に裏を取られて一発で1対1という局面がさすがに多すぎた。おのおのが(マークマンに)付いていくところや、カバーするところがだいぶ整理されてきた。コミュニケーションを取り続けた結果が、今の安定につながっていると思う」と、現在の守備陣の状況を説明する。
直近2試合でようやく安定感が
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ケガやコンディション不良、パフォーマンス面の不安定さなどの要因もあり、今季はなかなかディフェンスラインメンバーの固定ができなかったが、右からDF髙尾瑠(27)、DF岡村大八(27)、中村という組み合わせで臨んだ直近の2試合で、ようやく安定感を発揮しつつある。
累積警告で出場停止の岡村の穴埋める
現在の3バックについて「お互いカバーできる距離感で、できている。うまくいった横浜M戦の後に、同じようなやり方のFC東京戦が続いたこともあって、良かった部分をそのまま連続で試合に出せた」と評する。新潟戦では3バックの中央を務めてきた岡村が出場停止だが「チームとしての連係がすばらしいチームなので、カバーの部分を僕のところで引き続きやっていきたい」と、守備陣が一丸となって守備の要の穴を埋め、今度こそ相手を完封したいところだ。
白星ない6月 何とか勝利締めを
チームは先月15日のホーム磐田戦(1〇0)を最後に、1カ月以上リーグ戦での勝利から遠ざかっている。6月を良い形で締めくくり、7月からの反攻につなげるためにも、是が非でもホームで新潟から勝ち点3を奪い取りたいところ。「内容は良くなってきたが、結果にはつながっていない。とにかく結果を出せるように。この3連戦を勝利で終われるように、チームとしてやっていきたい」。札幌ドームに駆けつける札幌サポーターと、久しぶりに勝利の味を分かち合うべく、背番号6が仲間たちと共に新潟攻撃陣をシャットアウトする