郡司裕也 意外?な今季初猛打賞「実はちょっと気にしてたんですけど…」
■パ・リーグ8回戦 ソフトバンク5ー1日本ハム(6月28日、エスコンフィールド北海道)
打ちも打ったり3安打 リーグ8位の打率.273
日本ハムの郡司裕也捕手(26)が28日、エスコンフィールド北海道で行われたソフトバンク戦に「5番・三塁」で出場し、今季初の3安打猛打賞をマークした。打率は.273まで上昇。パ・リーグの打撃ランキング8位に浮上した。
好球必打で難敵に〝完勝〟 対策は「秘密ですね」
3試合ぶりの快音をきっかけに、波に乗った。第1打席で左前打を放つと2、3打席目も左越え二塁打、右前打を連ねてチャンスメーク。計13三振を喫したスチュワート・ジュニアを相手に気を吐き続けた。
「ザ・パワーピッチャーという感じでしたけど、きょうはうまいことやれました。(対策は)秘密ですね。バレるので(笑)。狙ったボールを一発で仕留められたので、これをきっかけに調子を上げていければ」
今季19度目の複数安打 猛打賞は昨年9月以来
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
この試合を含めて、今季は19度の複数安打を記録しているが、意外にも3安打は初めて。2023年9月以来の固め打ちを「実はちょっと気にしてたんですけど、ずっと3安打を打っているみたいな顔をしていました(笑)。だから〝意外〟って言われるんでしょうね」とユーモアたっぷりに振り返った。
投高打低もなんのその 「言い訳にはできない」
28日時点でパ・リーグの3割打者は、近藤(ソフトバンク)と田宮の2選手だけ。球界全体が投高打低の傾向にある現状で、コンスタントに安打を積み上げる男の存在は心強い。
「やってる側は何でなんだろうな? という感じはします。投手のレベルも年々上がっているし、ボールも飛ばないとされている。でも、それを言い訳にはできない」ときっぱり言い切る。
個人記録よりもチームの勝利!
求めるのは個人記録よりも、目の前の1勝だ。打率10傑に名を連ねても「そういうのは、あまり見ないですね。そこは興味ないと言いますか…」と眼中になし。白星につながる一打だけを、あすも追い求める。