爽やかな夏の空気感から、クールに一変させたのはALI。ボーカルのLEOが、マイクスタンドを持ちながら「ALI、始めます」とライブをスタート。ALIの「(北海道は)エスコンでも日ハムの開幕戦で(ライブを)やらせてもらって、相性がいいんじゃないかなと思います」とのMCから、TVアニメ「ゴールデンカムイ」第四期OPテーマ「NEVER SAY GOODBYE」を歌った。そして、AKLOも登場し「めちゃくちゃ久しぶりにALIとやれるのが光栄です」と「SHOW TIME」「LOST IN PARADISE」を披露。全9曲を演奏したALIは最後に「音楽、ばんざーい!」と叫び、ライブを締めくくった。
SPコラボステージは興奮のるつぼ
続いてのSPコラボステージでは、SEAMO、nobodyknows+、HOME MADE 家族のKUROによるライブでは初のコラボが実現した。HOME MADE 家族の「サンキュー!!」やSEAMOの「ルパン・ザ・ファイヤー」「マタアイマショウ」、nobodyknows+の「ココロオドル」と平成を彩った名曲たちを披露すると、観客は踊り狂い、会場は興奮のるつぼと化した。
この日一番とも言える観客が、ステージ前に詰めかけたのはMONGOL800。「あなたに」から始まると、観客も手を上げ、MONGOL800の演奏に応えた。ボーカルのキヨサクが「きょうは遊びましょう~」とあいさつし「沖縄から南の風を吹かせにやってきました」と「PARTY」や「pray」などを歌い上げた。「最高の景色じゃないですか。最高のロケーション、最高のお客さん」とステージから見る新十津川の光景に感嘆の声。代表曲「小さな恋のうた」のラスサビでは観客がシンガロング。皆が思い思いに声を上げた。ダンサーの粒マスタード安次嶺も盛り上げ役として一肌脱ぎ、最後は「DON'T WORRY BE HAPPY」で、ステージを後にした。
一転してロックに決めたのは土屋アンナだ。「もう話す暇はない、盛り上がっていくよ!」とクールにスタート。力強い歌唱力でオーディエンスを魅了し「LUCY」や「Brave vibration」、投票企画で決まったLed Zeppelinの「Rock and Roll」を披露するなど、40分間をさっそうと駆け抜けた。ライブ後は物販会場にも姿を現し、多くの人が詰めかけた中でファンサービスも行った。
KREVAはソロ活動20周年
昨年のKICK THE CAN CREWに引き続き、2年連続出演となったKREVAは、少し肌寒くなってきたことを忘れさせるような、熱いライブを見せた。1曲目の「パーティーはIZUKO」から「なんだ、お前らもう疲れてんのか?!」とあおり、心を鷲づかみにすると「イッサイガッサイ」「Expert」などを続けた。6月18日の誕生日でソロ活動20周年。「みんなの声、この土地に響かせよう!」と「Na Na Na」を観客と一緒に歌い、「音色」で締めた。
初日は美しい音色で余韻を残し…
すっかり日も暮れた中、最後のSORA no sessionが始まった。最初に登場したBONNIE PINKが「A Perfect Sky」と「Heaven's Kitchen」を歌うと、続いたのはSING LIKE TALKINGのフロントマン・佐藤竹善。「La La La」「Spirit Of Love」の2曲を新十津川の夜に奏でた。そして、ROTH BART BARONの三船雅也が「BLUE SOULS」「極彩|I G L (S)」を披露した。最後はThe Beatlesの「All You Need Is Love」とMichael Jacksonの「Heal the World」に3人の声色を重ねた。夏が始まった新十津川の空に、美しい音色が鳴り響いた1日目は、余韻を残したまま幕を下ろした。