駒大苫小牧が夏12年ぶり支部敗退 佐々木孝介監督「これが今の実力」
■全国高校野球選手権南北海道大会室蘭支部(6月29、苫小牧・とましんスタジアム)
▽Aブロック代表決定戦 苫小牧中央2-0駒大苫小牧
駒大苫小牧が0-2で苫小牧中央に敗れ、夏は12年ぶりに支部大会で敗退した。苫小牧中央の投手陣を相手に4度得点圏に走者を進めるもあと1本が出ず、無得点に終わった。
「3年生は次の1、2年生に財産を残してくれた」
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2004年夏の甲子園で春夏通じて北海道勢初制覇から20年。当時の主将でもある佐々木孝介監督(37)は「これが今の実力です。3年生は次の1、2年生に本当に財産を残してくれました。20年という節目もあるけれど、今の生徒と向き合ってきて、こういう結果になったのは残念だなって思いますし、負けるべくして負けたなっていう感じですね。負ける時はこんなもんですよね」と肩を落とした。
(各自が)役割果たせてなかった
単打が7本出たが、長打は0本。一回1死から2番・茶木吏道一塁手(3年)が右前打で出塁しながら盗塁で失敗するなど打線が波に乗れず。連打でたたみかけるような攻撃も鳴りを潜めた。「色々、打ち合わせもしてきて(各自が)どういう役割なのかっていうところで、なかなかその役割を果たせてなかった。後半になって、ピッチャーは粘ってるけれども野手が好機で打てない。(相手の)2点目が非常に大きかった。仕掛けるにも仕掛けられない。 ちょっと(試合の)コントロールが難しかった」と悔しさを押し殺した。
早い夏が終り、また次の目標へ
監督として初の夏の甲子園には届かなかったが、次の戦いに向けた準備に入らなければいけない。「ひと段落、3年生の進路もみながら1、2年生も勝負できるようにしていきたい」。V1主将は再びチームづくりに汗を流す。