コンサドーレ
《こぼれ球》SURVIVE~J1に生き残れ~
2週間前に行われた道新スポーツの部内会議。その中で、J1リーグ戦で苦戦が続く北海道コンサドーレ札幌を、道スポとして何らかの形で応援できないかという話が上がり、話し合いの結果スローガンを入れたロゴを作成して記事内に掲載することとなった。
スローガンの内容について意見を求められたとき、記者の頭に浮かんだのが「SURVIVE」(生き残る)だ。現在まで続くJ1の戦いがスタートした2017年のホーム開幕戦で、札幌のゴール裏で実施されたコレオグラフィーによって浮かび上がったのがこの単語だった。
5年ぶりのJ1復帰となったこの年の札幌のミッションは、とにかく生き残って16年ぶりのJ1残留を達成することだけだった。選手もスタッフも、クラブもパートナー企業も、そしてサポーターもただそこだけを見据え、J1の舞台で生き残るために一丸となって戦っていた記憶がある。あれから7年がたち、再び訪れた生き残るためのミッション。あのときと同じ思いで、この難局に立ち向かうという姿勢を打ち出すために「SURVIVE」という言葉を使わせていただいた。
チームは先月29日のホーム新潟戦に敗れて7連敗。だが前向きなデータを一つ挙げるとしたら、17年も6連敗をストップさせたのが7月初戦のホーム清水戦だったということ。6月までの暗いムードを吹き飛ばしてJ1残留へのきっかけが生まれる、そんな7月に今年もなることを心から願っている。