「ここが正念場」

　日本ハムの金村尚真投手（２３）が２日、エスコンフィールド北海道で行われるロッテ戦に先発する。５月に中継ぎから配置転換され、好投を続けているが、先発では７試合続けて白星なし。頼れる先輩たちの助言を参考にしながら、平常心でマウンドへ上がる。登板に向けた一問一答は以下の通り。

―３０日にブルペン入り。感触は
「いつも通りです。球数は５０いかないぐらいですね」

―ロッテ戦に向けて気をつけたいことは
「先制点を取られる試合が目立つので、最初に点を与えないことを意識したいと思います」

―立ち上がり、スムーズに入るためのコツは
「中継ぎのようにしっかり１イニングを大切にして。初回の入りは大事になるので、そこを意識してやっていきます」

―ロッテ打線の印象は
「粘り強いです。いいバッターがたくさん揃っていて一発もありますし、しっかり注意しないといけない。順位も上にいますので、負けられないと思います。チームの状態を考えても、ロッテ戦はすごく大切になってくるので、しっかり注意してやっていきます」

―カード頭を任されるが、初戦の流れが３連戦を左右する

「ものすごく大切だなと思いますし、初戦に勝つと負けるとではだいぶ違うと思う。本当に責任感を持って、勝てるピッチングをしていきたいと思います」

―１イニングでも長く投げようという意識はあるか
「そうですね。僕が長いイニングを投げていくことで中継ぎ陣にも負担をかけないで済みますし、意識してやっていければ」

―チーム全体を見て、疲れが出てきていると感じるか
「まあ…そうですね（笑）。みんな、疲れていないと言いますけど、疲れているな、というのはチームの成績を見ていても分かりますし。ここが正念場だと思うので、少しでも貢献できるようにやっていければと思います」

―休日のリフレッシュ方法は
「休日…寝ることしかしていないので、リフレッシュ方法とかはないですけど。投手陣はすごく仲がいいので、（前回登板で）負けましたけど、負けたなりの会話はできていて、そこは次につながる１週間だったなと思いますね」

―寝ていても野球が夢に出たきたりしないか
「あまり考えないようにしているんですけど、やっぱりちょっと考えてしまう…。最近は楽しいことを考えながら寝るようにしています」

―楽しいこととは
「おいしいものを食べたりとか（笑）」

―なかなか勝ち星に恵まれないが、先輩からのアドバイスは
「『こういう時もあるよ』と加藤（貴）さんに言われましたし、（山崎）福也さんにも『これで焦ったりすると、逆に悪いピッチングになったりもする。いつかは勝てる時が来るから、しっかり辛抱強く投げることが大事だよ』と言われて、本当にその通りだなと思います」