高校野球
2024/06/30 18:45

札幌光星エース粕谷が2戦連続完封勝利 甲子園で京都国際の球友と再会だ【南大会札幌】

札幌南を1安打に抑え、2試合連続の完封勝利を挙げた札幌光星の粕谷(左)=撮影・西川薫

■全国高校野球選手権南北海道大会札幌支部(6月30日、札幌円山ほか)
▽Aブロック代表決定戦 札幌南0-7札幌光星 ※七回コールドゲーム

 開校90周年を迎える札幌光星が、この夏エースナンバーを手に入れた粕谷脩真投手(3年)の2試合連続完封勝利で2年連続18度目の代表切符を手に入れた。粕谷は7回を投げ被安打1、7奪三振。支部1回戦から全て投げきり、3戦完投勝利を果たした。中学時代は、硬式の北広島シニアでエースを務め、今春の甲子園に出場した京都国際の澤田遥斗中堅手(3年)、髙岸栄太郎一塁手(3年)とは元チームメート。一足先に聖地に足を踏み入れた仲間に追い付くため、南北海道大会でも快投を誓う。

三塁踏ませぬ好投 7回1安打、7奪三振

 全校応援を力に変え、エースがスコアボードに「0」を並べた。右斜め上から繰り出される140キロ前後の速球と、スライダー、チェンジアップを駆使し凡打の山を築いた。三回と六回、先頭打者の出塁を許し、得点圏に走者を進めたが、バックの守備にも助けられ三塁を踏ませない、ほぼ完璧な投球内容。「すごく人が多いし、緊張感もあって、いいステージだなと思いながら、楽しみながら投げた」。雰囲気を楽しむ余裕が頼もしかった。

今夏3戦全て完投、わずか2失点

 無失点イニングは、6月23日の1回戦札幌静修戦の六回から連続18イニング。夏は合計23イニングを投げ、わずか2失点。「真っすぐは前回の方が良かったかな。その分、変化球でカウントや空振りを取りにいく配球の組み立てでいった。変化球はすごくキレたのでよかった」。球速が同程度のスライダーとシンカー気味のチェンジアップの組み合わせが抜群にはまった。

上手から横手投げ勧められ抵抗感…

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