ファイターズ
《ハム番24時》7月1日
プロフェッショナルの言葉には重みがある。細川が1日、万波と共に札幌市内の小学校を訪問。児童たちと束の間の触れ合いを楽しみ「癒やされましたし、すごい元気をもらいました。子どもはめっちゃ好きで、自分にとってすごく良い時間になりました」と英気を養った。
前カードのソフトバンク戦で守備のミスを犯した影響もあり、同日に出場選手登録を抹消された。内心は穏やかでないはずだが、子どもたちと交流する時間は、常にとびっきりの笑顔を浮かべていた。
イベント終了直後に取材をすると「(子どもの頃に)自分はプロ野球のキャンプを見に行って、選手の方と触れ合って、夢をいただいた。そこで『こういう人たちになりたい』と思ったことが、プロ野球を目指すきっかけになりました」と交流した児童たちに、自らの幼い日の記憶を重ねた。
憧れの存在であろうとするから、弱音は一切吐かない。ファームでの再出発へ向けて、力強く決意を口にした。
「もう事実は変わらない。自分は未来を変えられるようにするだけ。悔しい気持ちも大事だけど、ここからどういう姿でプレーするか、過ごすのかが1番大切。こういう時に人間の本質が見えると思う。最終的にチームが何勝できるか分からないけど、1勝でも多く関われるように頑張りたい」
飽くなき向上心を持つ22歳の成功を、願ってやまない。