《平川弘のCool Eye》堀米くらい走れないとDFラインは崩せない 前橋育英コンビは見れないかな
9季ぶり4戦連続無得点
12季ぶりの7連敗。おまけに9季ぶりの4戦連続無得点。新潟に勝てば、流れが変わってJ1残留の可能性が出て来るとペトロヴィッチ監督は言っていたが…。
得点の裏にあった堀米のサポート
FC東京戦(0●1)と同様に悪くはないが、得点が取れずに完封負けした新潟戦(0●1)。決勝点となったFW谷口の豪快なミドルシュートのような思い切りが札幌にも欲しい。谷口のシュートは素晴らしかったが、FW鈴木の中途半端なパスをインターセプトした相手DF堀米のランニングがその裏にはあった。
堀米がスペースへ飛び出して来るのを感じたMF駒井は対峙した谷口への寄せが甘くなったのだ。自分にパスが来なくてもDFの裏へのランニングがどれだけ味方に好影響を与えるか再認識させられたシーンであった。
足元でちんたらボールを回しているだけでは…
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
元札幌の堀米は運動量があって闘える選手であることは札幌サポーターなら知っていること。札幌の選手も頑張ってはいるが、堀米くらい長い距離を走って出て来ないと。足元でちんたらボールを回しているだけでは相手DFラインは崩せない。
根性論を振りかざすつもりはないが、相手よりも長い距離を走らないとDFの裏は取れない。単純で簡単な話だ。札幌よりポゼッションにこだわっている新潟が走っているのだから、できないはずはない。
鹿島戦では大﨑をDFラインに
新潟戦でMF長谷川とDF中村が新たに故障し、次節の鹿島戦の出場は不透明。メンバー的にさらに厳しい状況にある。鹿島戦ではDF大﨑をDFラインに入れて先発させるだろう。鈴木は新潟戦のように気分転換でシャドーでプレーしてもいい。それにはFW大森がもっともっと頑張らないといけないが…。
3-4-2-1の攻撃サッカーにこだわる札幌だが、鹿島戦に負けて8連敗となると、本当にもう限界。パス回しにこだわっていたら残留はできない。面子も限られているし。
救世主になってくれないだろうか
ディナモ・ザグレブにレンタル移籍していたMF金子が期間満了で退団することになったようだ。札幌に戻ってこの窮地を救ってくれるなんてことはないのだろうか。ディナモ・ザグレブでは公式戦41試合で5ゴール6アシスト。カップ戦では頑張ったようだが、リーグ戦での活躍が微妙で、買い取りオプションを行使されなかった? ようだ。右が金子で左がMF近藤。前橋育英コンビが見れないかな。