小祝さくらが自身初の大会連覇へ【ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ】
7月4日開幕 札幌・真駒内カントリークラブで
女子プロゴルフの北海道シリーズ開幕戦「ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ」が、7月4日から札幌・真駒内カントリークラブ空沼コース(6667ヤード、パー72)で開幕する。北海道勢はアマチュア1人を含め11人出場。昨年、記念すべき第1回大会を制して、今季すでに2勝を挙げている北広島市出身の小祝さくら(26、ニトリ)は、自身初の大会連覇がかかる。
優勝への意識「ないです」キッパリ
優勝なんて狙わない!? 小祝の地元・北広島に本拠地を置く日本ハムの新庄監督ばりのビックリ発言だ。2週前のアースモンダミンカップで今季2勝目となる通算11勝。昨季は今大会の1勝だったため、9度目の連覇挑戦となる。昨季に続く地元2勝目、さらに初の連覇が期待されるが「(意識は)ないです」ときっぱり。「今週は洋芝なので、ジュニアの頃からやってきて慣れている部分もあるので、自信を持ってプレーしていきたい。地元開催で楽しみな大会なので、まずは予選ラウンドをいい位置で頑張って回っていきたい」。目の前の予選2日間に集中する。
3度目の全米女子オープンは過去最高成績
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洋芝での戦いは得意だ。6月2日までアメリカ・ペンシルベニア州ランカスターCCで行われた、女子ゴルフ5大メジャー大会の全米女子オープンに3度目の出場を果たし、過去最高の9位タイでフィニッシュ。「難しいコースではあったんですけど、すごく北海道にコースが似ていて、難しいけど、なんとかいい位置でプレーできたので良かったです」。帰国後も、優勝したアースモンダミンを含めて3週連続でトップ5入りするなど、獲得賞金は、ただ一人1億円を突破し独走。年間女王を決めるメルセデスランキングでは3位につけるなど、絶好調で地元入りした。
絶好調で地元入り「ここからどうなるかな」
昨年はラフをかなり伸ばし、フェアウェイも絞ったが、小祝は難セッティングをモノともせず、2位に3打差をつける通算12アンダーで圧勝。今年はラフが短く刈り揃えられ、フェアウェイも広く取られている。「ラフに入っても、なんとかなるかもって感じのラフの長さ。グリーンも今日はちょっと止まったり、重めでもあったので、ここからどうなるかなって感じです」。国内屈指のショットメーカーが、地元ファンをうならせる。