【一問一答】上原健太 4日のロッテ戦に先発 今季初勝利へ「無欲で、無心で投げたい」
日本ハムの上原健太投手(30)が4日にエスコンフィールド北海道で行われるロッテ戦に先発する。前回登板した6月11日の中日戦では7回1失点の好投を披露したが、先発ローテーションの巡り合わせもあり、登板間隔が空いた。投手陣の疲労が蓄積する勝負の夏に、大型左腕がフレッシュな風を吹き込む。試合前日の一問一答は以下の通り。
―登板間隔が空いた。ファームでどのような調整を
「いつもと変わらず、やりたいことを明確にした中でマウンドに上がりました。キャッチャーによっての発見もありました」
―伏見に受けてもらった
「その時も(状態は)良くなかったけど、良くないなりにどうしたらいいのか。良くない中で長いイニングを投げるには、どうしたらいいのかをベンチの中で話して、1イニング1イニング感じたことをやり取りしていく中で、なるほどなって思うことがありました」
―どういったことを
「真っすぐが走ってない時に、どういうふうに組み立てていくのか、しのぐのか。2、3巡目を意識してやっていく。そういうふうな考えもあるのか、と。新しい発想をもらえました」
―5度目の1軍登板。次こそ勝利をという気持ちか
「それは最初からあります。ここまでいろいろ考えてやってきたけど、最低限の意識と情報を持ってマウンドに上がりたいなと思ってます。あれこれ考えずにっていう感じですかね」
―ロッテは開幕カードで(4回2失点と)やられた相手
「去年からあまりいいイメージがなかった。そこは払しょくしていきたいと思っているけど、そういう気持ちも持ちすぎずに(登板したい)」
―前回登板は勝ちは付かなかったが、内容が良かった
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「すごく気持ちの部分や、入り方が良かった。その時の感覚、気持ちの持ちようを参考にして入っていきたいなと思います」
―どんな入り方だった
「ほぼ無に近い」
―ファームにいる期間、1軍戦をどう見ていた
「みんなの疲れが見え始めているのかなって。金村だったり福島だったり、すごい頑張っているなと思っていたので、そこには負けないようにっていうふうに思いました。早く上で投げなきゃいけないなと思いながら、試合を見てました」
―暑くなってきて得意の季節に
「そうですね。そういう感じはしますね」
―体の動きとかが変わってくる
「何でか分からないんですけど、(状態は)上がってきます」
―ロッテ打線は明大の先輩・岡が絶好調
「調子がいいのは見て分かる。そこを意識してもしょうがないかなと思う。調子がいいバッターに打たれることをいろいろ考えるよりは、チーム全体として考えていかないといけない。先輩、後輩という関係性もあるけど、僕には今、そこまで考えている余裕がない。とにかくチームのためにちょっとでも貢献できるようなピッチングをしようと頭がいっぱいです」
―1軍合流時に新庄監督から、どんな言葉を
「とにかく楽しめっていう言葉を。他にもいろいろお話していただいたんですけど、そこはちょっと」
―心に響いたか
「そうですね。それはちょっと言わないでおきます」
―プレッシャーをかけられるような言葉も含まれていたか
「プレッシャーをかけようと思っているわけじゃなく、気持ちをストレートに伝えてもらっているような感じ。そこはかなり重い言葉だなと思います」
―気にかけてもらっているからこそ
「そういうふうに僕は受け取ります。僕だけじゃなく、一人一人の選手に対して、そういうふうに接していると思う。選手のモチベーションをコントロールする、上げていくことにすごく長(た)けている方だなと思います」
―四球に関して、昨年より言われる回数は減ったか
「言われなくなりました。たぶん出すので『もういいよ』みたいな(笑)。今年に関してはストライクゾーンに投げているからこそ、逆に打たれることが結構ある。四球を怖がるのと打たれるのを怖がるのと、そこのバランスですね。そこらへんが今年の新しい課題。もうこれだけ打たれて、これだけ印象悪い投球をしたので、特に怖いものはない。そういうつもりであしたは無欲で、無心で投げたいなと思います」