コンサドーレ
2021/11/27 15:18

宮沢 盟友ジェイの花道飾る ホーム最終戦

10月2日以来の出場に燃える宮沢。盟友ジェイのラスト試合に気持ちは高まる(撮影・小田岳史)

26日、札幌ドーム

北海道コンサドーレ札幌は27日、札幌ドームで柏とホーム最終戦を戦う。主将のMF宮沢裕樹(32)は、約2カ月ぶりの試合復帰が濃厚。勝利でサポーターへ1年の感謝を伝え、ラストゲームを迎えるFWジェイ(39)を笑顔で送り出す。

2か月ぶり復帰

 左ふくらはぎを痛めていた宮沢は、10月2日G大阪戦以来、6試合ぶりの試合復帰。リベロでの先発が濃厚で「けがはもう問題ない。しっかりした内容と結果を出して、感謝をピッチで表現したい」と力を込めた。
 札幌は8月14日のFC東京戦を最後に、ホームでの勝利がない。ペトロビッチ監督は「今季もたくさんの方が応援で後押ししてくれた。皆さんの期待に応えるためにも、何がなんでも勝利で終わりたい」と勝ち点3を約束。14位の柏は直近2試合連続無失点で、規律ある守備から攻撃につなげるチーム。自慢の連係で先にネットを揺らし、主導権を握ってくる。
 25日にはFWジェイの契約満了が発表された。文字通り、チームを幾度となく助けてきた助っ人との別れに宮沢は「残念で寂しい」。共に過ごした5シーズンを振り返り、「ジェイが来てくれて(17年に)残留することができた。彼の力がなければ自分たちはここにいるかも分からない。試合数とゴール数を見ても、札幌を代表するレジェンド。良い思い出がたくさんある」と感謝した。
 ジェイは28日に帰国するため、きょうが最後の試合になる。「勝つだけじゃなく、得点することが彼の生きざま。ぜひ点を取って勝利に導いてほしい」と宮沢。最後方からチャンスを演出し、功労者に花道をつくる。
(石栗賢)

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