コンサドーレ
《こぼれ球》またまたマリノス
2日に行われたルヴァン杯準々決勝の組み合わせ抽選会。当日は宮の沢で取材を行いながら、YouTubeのライブ配信で抽選会の模様を見ていたが、北海道コンサドーレ札幌を代表して参加した小野伸二O.N.O(44)が3番のくじを引き、横浜Mとの対戦が決定した瞬間、ロッカールームから「またかー!」という、とある選手の叫び声が聞こえてきた。
ただ、そう叫びたかったのはその選手だけではないはずだ。札幌と横浜Mの公式戦での対戦は、2019年から23年の5年間で実に19回を数える。普通にリーグ戦だけで対戦する場合の試合数は5年だと10試合。そのほぼ倍となる回数の試合を行ってきたというのは、よっぽどこの2チームの間に不思議な縁があるとしか思えない。
特筆すべきはやはり昨年で、リーグ戦2試合、ルヴァン杯グループステージ2試合、そしてルヴァン杯準々決勝で2試合と、1年間で計6回も対戦。ちなみに昨年の抽選会にチーム代表として参加し、準々決勝で横浜Mと対戦するくじを引き当てたのは、ロッカールームで叫び声を上げていたMF浅野雄也(27)だった。
先月23日のリーグ戦(0●1)を含め、この6年間で90分間での対戦成績は6勝5分9敗(※PK戦負け1試合は引き分けにカウント)。今回の抽選の結果、今年も合計4回対戦することとなったが、対戦成績を五分に戻すため、そして何よりも苦しいチーム事情から脱するためにも、第2ラウンドとなる8月7日のアウェーでのリーグ戦(日産ス)で勝利を収めて、次なる戦いへと勢いをつけてほしいものだ。