高校野球
北照エース・田中太晟投手〝佑ちゃん〟仕込みのツーシームで甲子園目指す【南大会抽選】
9大会連続出場 13日にとわの森と対戦
甲子園開業100周年記念として開催される、全国高校野球選手権南北海道大会(7月11日から札幌円山)の組み合わせ抽選会が5日、準決勝と決勝が行われる北広島・エスコンフィールド北海道で行われ、9大会連続出場の北照は13日の1回戦で、とわの森と対戦する。
エース右腕・田中太晟投手(3年)が、5年ぶり甲子園をけん引する。夏の支部予選開幕直前、今春の選抜甲子園8強入りした青森山田と2連戦を戦った。1試合目に登板した田中は7回1失点と好投。「確実に状態は上がってきている。全国レベルに通用するかちょっと不安だったんですけど、強気のピッチングができて、どんどん内角も突くことができたので、通用するのを感じた」と、自らの投球に自信を深めた。
148キロ左腕・高橋に注目集まるが
1番のプライドは胸の内にしまう。4月、148キロ左腕・高橋幸佑投手(3年)がUー18日本代表候補合宿に呼ばれ、一躍ブレークした。田中の最速は140キロだが、キレがあり、スライダーやチェンジアップなど多彩な変化球を操る。春の支部予選で一度はエースナンバーを奪われたが、全道大会で奪還。夏もエースとしてマウンドに君臨する。「高橋もすごくいいピッチャー。球が速い。あんまり意識せずに、自分なりのピッチングで。別に注目もされなくても全然いい。チームが勝てれば自分はいい。注目よりも勝ちにこだわっていきたい」。仲間の力を認め、チームの勝利に専念する。