札幌出身・成澤祐美が2年ぶり決勝ラウンド レギュラーツアー定着へ奮闘中【女子ゴルフ・ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ】
■ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ第3日(7月6日、札幌・真駒内カントリークラブ空沼コース、6667ヤード、パー72)
2年ぶりにレギュラーツアーで決勝ラウンドに進出した、札幌市出身の成澤祐美(26、フリー)は、6打落として通算4オーバー、59位タイでホールアウトした。今季は下部ツアー7試合に出場して16位タイが最高。主催者推薦による数少ないチャンスを今後につなげるために、7日の最終日もひとつでも上の順位を目指す。
地元開催 家族や応援団の声援背に
2年ぶりの地元でのトーナメント。家族や応援団の声援を背に決勝ラウンドに臨んだが、細かい雨と強風に苦しんだ。「きょうは雨でちょっと体のバランスが良くなかった。雨の影響なのか、緊張なのか分からないですけど、パターがあまり思うように転がらなくて。後半は、やっといつも通りのパターができた」。10ホール目までにボギーを六つたたいたが、残り8ホールは全てパーで踏みとどまった。
ベテランコンビと回り「貴重な体験」
同伴者は北海道の先輩プロ・菊地絵理香(35、ミネベアミツミ)と、元世界ランク1位の申ジエ(36、スリーボンド)のベテランコンビ。「きょうは本当に貴重な体験で、テレビで見ている有名な選手と回れたのが、何を盗もうかなと、すごく勉強になりました。私、結構緊張しいで、前の日にホールアウトしたときから、私の順位の周りにはすごい人しかいないなと思っていた。もう少しどっしり構えてプレーした方が良かったのかな。まあ、経験です」と苦笑いを浮かべた。
持ち味はドライバーの飛距離 復調気配
持ち味は抜群のドライバーの飛距離。菊地や申ジエを何度もオーバードライブした。「飛ぶだけなんですよ(笑)。一時、ドライバーの調子が悪くて、今回だいぶ良くなって自分の持ち味が出た。あとは、そこからのセカンドショットとパターですね。2歩進んで3歩下がるみたいな、なかなか進めない状態。基本的にレギュラーツアーはグリーンが速いし、もうちょっと硬いですよね。止まる球で、なおかつ飛距離があると、上に行けるんじゃないかな」と課題は明確だ。