1軍復帰の松本剛 即スタメン&安打もチームが敗れ「すごく悔しい一日でした」
■パ・リーグ13回戦 日本ハム1ー4オリックス(7月6日、ほっともっとフィールド神戸)
胃腸炎から復活の選手会長 安打マークも敗戦に無念
胃腸炎で登録を抹消されていた日本ハムの松本剛外野手(30)が6日、オリックス戦(ほっともっと神戸)で1軍昇格し、「3番・左翼」でスタメン出場。先頭で迎えた七回の第3打席で復帰後初安打となる右前打を放ったが、チームが敗れ、悔しさをにじませた。
「打てると思っていましたし、それがチームの勝ちにつながるところでという思いはありました。すごく悔しい一日でした」
一回1死三塁で浅い右飛 「仕事ができなかった」
一回の第1打席は、1死三塁とチャンスの場面で巡ってきた。浅い右飛で三塁走者が生還できず、後続も倒れてこの回、無得点に終わった。「何でも良かったので、1点取れるところでしたし、そこで仕事ができなかったのは悔しかった」と唇をかんだ。
リフレッシュも兼ねた抹消期間 栗山CBOと1対1でミーティングも
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体調不良で抹消され、リフレッシュも兼ねた10日間の2軍調整。千葉・鎌ケ谷の2軍施設で練習を再開した6月27日は軽めのメニューで調整し、前監督の栗山CBOとともにバックネット裏の部屋で2軍巨人戦を見た。
会話の内容は「秘密」と、けむに巻いたが、試合開始直後から終了までじっくり語り合った。
鎌ケ谷で再出発 「やっぱり、ここがあっての僕」
体調が回復してからは、若手選手に交じって、ひたすらバットを振っていた。下積み生活を送った鎌ケ谷を訪れ、「やっぱり、ここがあっての僕なので。久々に来ると、練習しよう、となりますね」。佐藤友亮2軍打撃コーチにアドバイスをもらい、復調へのヒントをつかんだ。
チームは4位転落 「負けている理由がハッキリした試合が多い」
パワーアップして1軍に戻ってきたが、悪い流れを断ち切れず。チームをまとめる選手会長として、4位に転落した現状を冷静に受け止めた。
「負けるべくして負けているゲームばかりなので。負けている理由がハッキリした試合が多い。そこをつぶさないと勝ちゲームは付いてこないと思いますし、選手一人一人が自覚してやるしかない。やるのは選手なので、勝てるように頑張りたいと思います」。その言葉は力強かった。