ファイターズ
《岩本勉のガン流F論》うなぎを ブロッコリーを 豚肉を ネギを食え!
■パ・リーグ13回戦 日本ハム1ー4オリックス(7月6日、ほっともっとフィールド神戸)
決してボールは悪くなかった福島
先発の福島は良くも悪くも「今の福島」だった。ボール自体は決して悪くなかった。二回は2死から杉本に粘られて四球。そこから先制点を奪われた。五回の3失点はバックの失策と野選が絡んだ。味方のミスをカバーしろ、と今の福島に言うのは酷だ。仲間の失敗をぬぐい、そこから流れを好転させる。それができるのはハイレベルなピッチャーだ。
今はすべてが経験 試合後に捕手と話し合いを
まだ、その術を持っていない。高卒3年目。しかも今季、支配下登録されたばかり。だから試合後、「ああすれば良かった」とは思えないだろう。その代わりに「次はああしよう」「こうすればどうか」とキャッチャーと話し合ってもらいたい。今はすべてが経験となる。
「ああしよう」を念頭に置いたオフに急成長
1軍に定着した1995年。私は防御率3・07でリーグ10傑入りした。ただ、5勝7敗。その年のオフ、「来年はああしよう」、「こうしてみようか」を念頭に置き、自主トレに励んだ。いろんなことを頭と体に叩き込み、臨んだ96年シーズンは10勝を挙げることができた。