■ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ最終日（７月７日、札幌・真駒内カントリークラブ空沼コース、６６６７ヤード、パー７２）

　初代女王の北広島市出身の小祝さくら（２６、ニトリ）は、２打落として通算１オーバー４７位タイでフィニッシュ。自身初の大会連覇は果たせなかった。小祝は世界５大メジャーのひとつ、ＡＩＧ全英女子オープン初挑戦のため、８月２２日から苫小牧・桂ＧＣで行われるホステス大会のニトリレディスを欠場すると明かした。優勝は通算１８アンダーで、川崎春花（２１、村田製作所）が今季初＆通算３勝目をマークした。

１４打差で迎えた最終日　自身初の大会連覇ならず

　前日の雨が残った最終日。小祝のスコアもいまいち冴えなかった。首位から１４打差。裏街道の１０番から発進したが、出だしからボギーとつまずいた。後半６番でこの日唯一のバーディーを奪ったのが精一杯だった。「あまりうまくいかなかったんですけど、でも地元でたくさんの方が応援してくれる中でプレーできたのはすごく楽しかった。まだまだ試合も続きますし、安定したプレーができるように心がけて、ベストを尽くして頑張りたい」。オープンウイークを挟み、再び優勝を目指して戦いの場に戻る。

タイミング合わず断念…「今回出るきっかけに」

　プロテスト合格後の２０１７年にニトリと契約して８年目。所属先大会を初めて欠場する。出場権獲得のタイミングが開催直前で断念したり、２０年には帰国後に新型コロナウイルスの水際対策である自主隔離に入ると、ニトリレディスへの出場が厳しくなるため出場を見送った経緯があるが「事前に出られる権利もありましたし。全英と全米は行ってみたいなっていうのがあったので、今回出るきっかけになりました」と出場を決断した。事前準備のため、ニトリレディスの前週も欠場の見込みだ。

「行ったことないので、楽しみ」

　今年の会場は、ゴルフの聖地・スコットランドのセントアンドリュースオールドコース。「イギリスは行ったことないので、楽しみ」。今年の全米オープンは３度目の出場で過去最高の９位。ゴルフ発祥の地でも、正確無比なショットで世界の猛者に立ち向かう。