エスコン開催の日韓ドリームプレーヤーズゲーム 王貞治氏が熱いメッセージ
22日にプレーボール 韓国チームの元大リーガーもコメント発表
日本ハムは8日、五輪、WBCなどで活躍したレジェンドが参戦する日韓ドリームプレーヤーズゲーム(22日、エスコンフィールド北海道)に先立ち、侍ジャパン特別顧問の王貞治氏(84)が寄せたメッセージを公開した。
また、韓国を代表して元メジャーリーガーのソ・ジェウン氏(47)も、特別な一戦に向けてコメントを出した。
◆王貞治氏
「私にとって、忘れられない日韓戦が行われることを大変うれしく思います。振り返りますと2006年のWBC。初めて開催されたWBCで監督として侍ジャパンを率い、韓国とは予選・決勝を含めて3度対戦しました。最初の2回は1点差で負けて、3回目にやっと勝つことができて優勝につなげることができ、大変厳しい戦いだっただけに今でも鮮明によく覚えています。
韓国選手も大変素晴らしい選手が揃っていて、本当に思い出に残る試合になっております。その当時を思い出して、熱い戦いをしてほしいと思います。野球っていいな、というのは選手たちが頑張ってくれるから、ファンの皆さんが感じてもらえるので、あの思い出が鮮明に戻ってくるような試合をしてほしいと思っています。これからも日韓の選手たちが交流試合を通して、国際交流を深めていくために続けていきたいと思っています。試合が大いに盛り上がることを期待しております」
◆ソ・ジェウン氏
「率直に言って、今回の韓日DPG(ドリームプレーヤーズゲーム)は本当に良いきっかけだと思います。以前の韓日戦はマスコミや自国民の関心度があまりにも高く、一方では負担でもありました。選手たちも敗北に対するプレッシャーがありましたが、今回の試合は勝敗ももちろん重要ですが、思い出の選手たちと再会して交流できるということがとても意味深い。
一時代を風靡(ふうび)した韓日両国のレジェンドたちが出会い、勝敗を離れて良い試合をしながら過去を追憶できるのは大きな幸運ですよ。互いに知る選手たちと再会して、お互いの安否を尋ねながら、さらに良い関係を築いていけることも大きな魅力だと思います」