ファイターズ
2024/07/08 17:25

《ハム番24時》7月8日

 昨年7月に左膝前十字靱帯(じんたい)の再々建手術を受け、5月に復帰した山口には「ベストフレンド」と呼ぶ人物がいる。千葉・鎌ケ谷の2軍施設で長期間のリハビリに寄り添ってくれた古屋トレーナーのことだ。

 同トレーナーは、今季から1軍担当に。顔を合わせる機会は減ったが、今でも山口のことを気にかけており、本塁打を放つとLINEでメッセージが届く。

 「古屋さんはホームランを打ったら連絡くれます」とニッコリ。話を聞いたのが、2軍ヤクルト戦(鎌ケ谷)で今季3号となる2ランを放った直後だったこともあり「きょうも来ると思います」と心待ちにしていた。

 その話を聞いた翌日、山口に声をかけられた。「古屋さんから連絡、来ませんでした」と、しょんぼり。数日後、1軍に帯同している古屋トレーナーにそのことを伝えると「あっ、忘れていました。今後、鎌ケ谷に行く機会があったら、伝言頼みます」とお願いされた。

 カナダ出身で育成契約の山口にとって、1年近い離脱は過酷だったと想像する。2人のやりとりに触れ、すてきな関係だなと思った。

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