山崎福也が七回途中1失点 抹消期間は「リフレッシュ、良い時間になりました」
■パ・リーグ10回戦 日本ハム4-1西武(7月9日、ベルーナドーム)
試合をつくって連敗ストップ貢献
日本ハムの山崎福也投手(31)が9日、ベルーナドームで行われた西武戦に先発し、七回途中1失点で連敗ストップに貢献した。5月30日・阪神戦以来の7勝目はならなかったが「先発投手として、ゲームメイクできたことは良かった」と、上々の手応えを得た。
緩急自在の投球でレオ打線を封じ込めた。初回、先頭の源田に中前打を許すも、後続を3者連続内野ゴロに仕留め無失点。その後も持ち味であるリズム良いピッチングを展開し、五回までスコアボードに0を刻んだ。
七回ピンチでの降板に反省の弁
六回には連打で同点とされ、続く七回は1死一、三塁と複数走者を残した場面で池田と交代。試合後は反省の言葉を並べ「最低限の仕事はできたけど(試合の)要所で走者を背負ってピンチをつくってしまった。次はしっかりやりたいという気持ちです」と、表情を引き締めた。
6月は未勝利のまま登録抹消
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少しの休息を挟み、チームの勝ち頭が帰ってきた。6月は4試合に登板し0勝2敗、防御率5・24。5回4失点で3敗目を喫した28日・ソフトバンク戦の翌日に、出場選手登録を抹消された。
10日間の抹消期間中は「疲れを取ること」に専念した。大きな期待を寄せられて迎えた、移籍1年目のシーズン。知らず知らずのうちに蓄積した心身の疲労を癒やすことで「リフレッシュというか…、良い時間になりました」と、ガス抜きに成功した。
キレが戻った投球に指揮官も賛辞
投球を見守った新庄監督は「真っすぐにキレがあった。140キロでもいいので、ゆったりしたフォームから内角にキレのあるボールを投げたら、彼のピッチングができる。そういうところを取り戻してきてくれた」と、復調した左腕のパフォーマンスをたたえた。
これからも自らの仕事に集中
勝ち星に恵まれなかった1カ月間、チームは負けが込みズルズルと順位を落とした。「勝ちたかった気持ちはあるけど、そこは仕方ない。自分の仕事をしっかりすることだけを頭に入れていきたい」。先発陣の大黒柱は、もどかしかった過去を受け入れ、前に進み続ける。