代打・郡司裕也が貴重な同点犠飛「マジで緊張しました」〝郡司節〟全開
■パ・リーグ11回戦 日本ハム6-1西武(7月10日、ベルーナドーム)
日本ハム・郡司裕也捕手(26)が10日、西武戦(ベルーナドーム)で仕事人ぶりを発揮した。1点を追う七回1死三塁の場面で代打起用され、代わったばかりの左腕・ヤンから同点の中犠飛を放った。
「何を打ったか覚えていません」
試合中に球団を通して出したコメントは〝郡司節〟全開だった。「久しぶりの代打でド緊張しました。何を打ったか覚えていません」。6月16日巨人戦以来となる代打での登場に心臓はバクバクだった。
試合後も「マジで緊張しました。代打って緊張するんですね~」と目をパチクリ。そう言いつつも、打席では冷静だった。2球で2ストライクと追い込まれたが、「追い込まれるまではある程度、ヒットというか打ちたいなと思っていましたけど、追い込まれたので切り替えてバットに当てることだけ考えて、という感じです」。
三走・五十幡生還に「めちゃめちゃホッとしました」
カウント1ー2から4球目の136キロを中堅にはじき返し、三塁走者の五十幡が生還。「めちゃめちゃホッとしました」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
2戦連続スタメン外れ「チーム事情もございますから」
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中日から移籍2年目の今季は、本職ではない三塁のレギュラーに定着。持ち前の打撃でチームを引っ張ってきたが、2試合連続でスタメンを外れた。「チーム事情もございますから。そこは競争して、みんなで切磋琢磨(せっさたくま)してって感じですね」。
清宮が適時打「競争って大事ですから」
この2試合は昨季、三塁のレギュラーを張っていた清宮がスタメン出場した。前日9日には今季1号を放ち、この日も貴重な追加点となる適時打をマーク。「幸太郎もチームにとって復活してもらわないと困りますし、刺激を与え合ながら。競争って大事ですから」。
自身も代打のきっちり仕事を果たし、チームの連勝に貢献。「久々ですよね。連勝。勝つって良いですよね」と喜びを噛みしめつつ「また、鬼門のホークス戦なので」と表情を引き締めた。
タカにリベンジだ「良い流れでいきたい」
次カードは12日からエスコンフィールド北海道で行われるソフトバンク戦。6月28日からの本拠地3連戦では、同一カード3連敗を喫しており「3タテを食らわされたので。これからですね。良い流れでいきたいっすね」。仲間たちと競い合い、さらなる高みを目指していく。