コンサドーレ
2024/07/11 00:50

札幌MF田中克幸&DF岡田大和の大卒ルーキーコンビが共にプロ初ゴールから2得点「俺ら仲良いな」

前半6分、直接FKで先制点を決めるMF田中克(右)=撮影・舘山国敏

■天皇杯3回戦 札幌6-3山形(7月10日、NDソフトスタジアム山形)

大量6ゴールで4回戦進出

 リーグ戦5試合連続無得点のうっぷんを晴らすかのような大ゴールラッシュが雨の山形を舞台に繰り広げられた。北海道コンサドーレ札幌は天皇杯3回戦でJ2モンテディオ山形と対戦し、取って取られてのシーソーゲームの末に6-3で勝利。4回戦進出を決めた。次の対戦相手は今月12日に行われる抽選で決定する。

2回戦は高卒ルーキーたちが共演

 栃木シティとの2回戦(6月12日、札幌ドーム)はFW出間思努(19)とMF原康介(18)の高卒ルーキーコンビのゴール共演で勝利した。それに負けじと3回戦突破の原動力となったのは大卒ルーキーコンビだ。MF田中克幸(22)とDF岡田大和(23)が揃ってプロ初ゴールを含む2得点を決め、意地を見せた。

口火は田中克の華麗なFK弾

 合計9ゴールが生まれた乱打戦。その口火を切ったのは田中克だ。前半6分、ペナルティーエリア手前やや右の位置で札幌が直接FKを得ると、キッカーを務めた田中克の左足から放たれたボールがゴールネットを揺らした。「自信を持って蹴りましたし、蹴る瞬間はGKと駆け引きした中で、GKの動きも見れていて、駆け引きに勝った状態だったので。蹴って枠に入れられれば、もう入るという気持ちでした」。

FC東京戦のリベンジ

 リーグ戦初先発した先月26日のアウェーFC東京戦(0●1)では同じような位置でFKのキッカーを任せられたが、わずかにゴール上へ外していただけにリベンジも果たした格好となった。

前半6分、プロ初得点となる先制ゴールを決めて喜ぶMF田中克(右から2人目)

 

チームの勝利が一番うれしい

 田中克にとってはうれしいプロ初ゴール。「自分らしい得点で初ゴールができたというのはすごくうれしいですし、得点を挙げてチームが勝ったということで、そこが一番うれしいです」と、ようやく決めた〝プロ1号〟の喜びをかみしめた。

GKの位置を2度確認してループ 雨の中で美しい放物線を描いた

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