ほんの少し、後悔していることがある。記者は先週末の７日に、２軍戦を取材するため帯広を訪れた。出張の楽しみの一つは、ご当地グルメを味わうこと。地元の人にオススメを聞けば、もう間違いなく充実の時間を過ごせるのだ。

　今となっては後の祭りだが、前カードの西武戦（９、１０日開催）期間中に、同市出身の杉浦と雑談する機会に恵まれた。地元の名物に話題が及ぶと、カレー、豚丼、スイーツなどジャンルを問わず、それぞれの店や商品の特長まで、詳細に教えてくれた。

　「インデアンカレーといえば、ふじもり食堂ですね。水やお茶の代わりにメロンソーダが出てくるんですよ。季節にもよるけど、あさひやには桃を丸ごと使ったケーキがあって、実家に帰ったら買いに行きます。クランベリーのソフトクリームは芋の味がする読谷がおいしいです」

　せっかく十勝愛あふれるプレゼンを聞かせてもらったのに、今回はタイミングが悪すぎた。想像ばかりが膨らんで、腹は一切満たされない。次の帯広訪問は、一体いつになるのだろう…。情報収集の大切さを痛感しています。