《神戸戦前日》難しいゲームになると思うが、しっかりチーム一丸となって戦うだけだ
■7月12日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
―ケガをしていた選手が続々と帰ってきて、チームの雰囲気も明るくなったように感じるが、監督はどう見ているか
天皇杯で山形に勝利して、久しぶりにチームとして勝つことができた。ただリーグ戦の方は連敗が続いており、順位も最下位。非常に厳しい状況であることは確かだ。
明日対戦する神戸は昨年の優勝チームで、非常に強い。やはりカップ戦とリーグ戦では全く違う戦いになるし、難しいゲームになると思う。ただ今の順位を考えれば、どんな相手であっても、我々は勝利しなければいけないし、ポイント(※勝ち点)を取らなければいけないのは変わらない。しっかりチーム一丸となって戦うだけだ。
―大会こそ違えど、天皇杯では山形相手に6ゴールを奪った
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それもサッカーだ。リーグ戦でここ5試合得点できていないが、鹿島戦はチャンスが無かったわけではない。全部入っていれば5点ぐらい入ってもおかしくないゲームだったと思う。反対に山形戦では我々は6ゴールしたが、得点に関して、なかなか説明がつかないのもサッカーだ。
得点とは入るときは入るし、入らないときは本当に入らないのがサッカー。全くチャンスがつくれないのであれば、それは別の話であるが、チャンスをつくれている中で得点が入らなかったのが鹿島戦で、山形戦はよりチャンスがある中でみんなが決めていった、そういう試合だった。
得点とは、なぜ入って、なぜ入らないのか、なかなか説明がつかない部分があると思うが、多くは後付けで(理由を)つけることが多い。基本的に大事なのは、自分たちが意図的にチャンスをクリエイトできているかということだ。
―神戸は攻撃陣に強力な個があるが、どういうイメージを持っているか
神戸は前に攻撃的な選手、非常に質の高い選手、ゲームを支配することができる決定力のある選手がいる。そういう選手を生かすために、オーガナイズされたチームだ。
もちろん、どのチームもストロング(長所)とウイーク(弱点)はあるが、自分たちは相手を分析して戦う。こういう状況の中で、戦術的にいろいろとごちゃごちゃ動かすというより、しっかり自分たちの戦いをすることが大事だと思っている。