コンサドーレ
〝不屈の男〟札幌MF深井一希が262日ぶり全体練習に部分合流 9月中の実戦復帰目指す
■7月12日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
昨秋に右膝の手術を受けた北海道コンサドーレ札幌MF深井一希(29)が、全体練習に部分合流した。昨年10月24日のトレーニング以来、262日ぶりに〝不屈の男〟がチームメートたちと一緒にボールを蹴り合った。
大きな拍手で復帰を歓迎「恥ずかしかった」
ウオーミングアップを終え、次の練習メニューのボール回しを行うために、深井が同じグループの選手たちの元へと歩みを進めたときに、その出来事は起こった。ピッチ上の選手、チームスタッフの全員が大きな拍手で、復帰を果たした深井を出迎えたのだ。拍手を受けて照れくさそうにしつつ、その表情には笑顔が咲き誇っていた。練習後、その場面について聞くと「恥ずかしかったです。でもうれしい気持ちもありました」と振り返った。
左右合わせ5度目の膝の手術
右膝前十字靱帯損傷、右膝内側半月板損傷、右膝軟骨損傷という診断を受けて、昨年11月に左右合わせて5度目となる膝の手術。「復帰できるか分からない状態だった。もう正直、手術してもサッカーを続けられるかどうかというぐらいだった」。特に軟骨損傷の影響は大きく、「僕が聞いた話だと、Jリーガーでは今のところやっていない」という軟骨の移植手術を受けた。