高校野球
【プレーバック】南北海道大会1回戦 北照4-0とわの森(7月13日、札幌円山)
左右エースの継投で完封勝ち
北照が左右のWエースの継投で、とわの森に完封勝ちした。今春のU18侍ジャパン候補左腕・高橋幸佑投手(3年)が先発。三回2死満塁の場面で最速タイの148キロをマークするなど、7回被安打4、9奪三振。八回からマウンドに上がった、エースナンバーを背負う2番手右腕・田中太晟投手(3年)も2回無安打投球で、2022年秋以来、5季ぶりの道大会1勝で8強入りした。
北照打線も試合開始から、とわの森は2年生エース・安岡塁投手に襲いかかった。1番・鈴木遥翔二塁手(2年)が左越えの二塁打で出塁すると、1死一、二塁で4番・茶村望海一塁手(3年)が右翼戦を破る先制の適時二塁打。二回にも先頭の9番・須賀颯生三塁手(3年)の左前打から長短4安打で一挙4得点。主導権を握った。
とわの森は、二回に1番・中村悠飛遊撃手(3年)、2番・竹口朝陽中堅手(3年)の連打で好機を作り、2死満塁まで広げたが、四回以降、北照投手陣の前に無安打に終わった。二回途中から救援した2番手の貞尾陽光投手(2年)が好投しただけに、序盤の失点が最後まで響いた。
■5季ぶりに北海道大会で勝利した北照・上林弘樹監督(44)
「久々なので、嬉しいです。前半に点が取れれば、こういう試合展開に持っていけると思ってましたが、思った以上に貞尾くんのピッチングが良かったので、しんどかったです。甲子園にまだチャンスがあるので、久々に3年生と長く野球をやりたいと思うし、本当に良いチームになってきた。甲子園をこの3年生、2年生、1年生みんなで狙いたい」