ファイターズ
2021/11/29 14:37

玉井 必殺シュートで真っ向勝負 ビッグボスに投球でアピール

今季2年ぶりの50試合登板を果たした玉井だが納得はしていない。来季、持ち前の強気シュートで新庄監督の信頼をつかみ取る

 日本ハムの玉井大翔投手(29)が正攻法で新庄剛志監督(49)にアピールする意向を示した。ビッグボスが重視する身だしなみや服装については背伸びせず、自然体を貫く構え。原点である右打者の内角をえぐるシュートを駆使し、戦力として認めてもらうつもりだ。

身だしなみや服装は重視せず 

 “変化球”は必要ない。玉井は本業でストレートに勝負し、ビッグボスのハートを射抜く。生きる道を切り開いたシュートには絶対の自信を持っており「今まで通り、インコースへしっかり投げる、というスタイルなので、そこを見てもらう」と意気込んだ。
 今季は2年ぶりに50試合登板をクリアしたが、開幕当初は打ち込まれるケースが目立ち、勝ちパターンから外れた。オフに右肘を手術した影響もあった。終盤は持ち直したものの「チームに迷惑をかけたので、納得できるシーズンじゃなかった」と反省が口をついた。
 来年で30歳になる。研究してくる相手を上回るためにも、駆け引きを含め、頭脳的な投球を突き詰めていく。「投球の幅をどう広げるか、タイミングをどうずらすか。そういうところで崩していかないと勝負できない投手なので」と工夫を今オフのテーマに掲げた。
 明るく穏やかな性格で、投手陣のムードメーカーの役割を担ってきた。ベテラン宮西に続く中継ぎ陣のリーダー格だ。ただ、オシャレや身だしなみには無頓着で「あまり気にしないタイプなので、ちょっと気を付けなければいけないと思いながら、自分は自分でいけたらいいな」と玉井は控えめに言葉をつないだ。
 よそ行きの格好や投球は好まない。ありのままの姿を見せて、自らのポジションを確立する。 

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