コンサドーレ
2024/07/13 21:25

札幌が神戸と痛み分けドロー MF青木亮太の〝初蹴り〟直接FKで6試合ぶりゴールも勝利ならず

前半39分、FKで先制ゴールを決めるMF青木=撮影・小田岳史

■J1第23節 札幌1―1神戸(7月13日、札幌ドーム)

 北海道コンサドーレ札幌は、昨季のJ1王者・神戸と互角以上の戦いを演じた。相手を上回る15本のシュートを放ち、6試合ぶりのゴールも生まれた。だが、勝てなかった。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(66)は試合後、「今日の目標だった勝利に届かず、非常にがっかりしているし、残念だ」と、悔しさ混じりの表情で振り返った。

青木と浅野がそろって先発復帰

 札幌は、前節アウェー鹿島戦で戦列復帰したMF青木亮太(28)、左ハムストリング肉離れで約2カ月離脱していたMF浅野雄也(27)がそろって先発復帰。最近の戦いで徐々に調子を上げてきていたチームに、自らボールを運び、チャンスメークもできる歴代チーム得点王の2人が加わったことで攻撃が活性化。試合開始前の時点でJ1トップタイの17失点しか許していなかった神戸守備陣相手に、果敢に何度も相手ゴールへと迫り続けた。

直接FK 意外や「初めて蹴りました」

 そして迎えた前半39分。札幌が1カ月以上にわたり待ち望んでいたシーンが、ようやく生まれた。敵陣ペナルティーエリア手前ほぼ正面でFKのチャンスを得ると、FW菅大輝(25)と共にボールサイドに立ったのは青木だった。「(直接FKを)初めて蹴りました」という青木の右足から放たれたボールは、壁をつくった神戸選手の間をすり抜けてゴール右隅に吸い込まれた。

前半39分、FKで先制ゴールを決めるMF青木

 

6月2日東京V戦以来の札幌ゴール

 チームトップタイとなる青木の今季3得点目は、札幌にとって6月2日のアウェー東京V戦(3●5)の後半アディショナルタイム4分に生まれたMF原康介(18)のゴール以来6試合ぶり、実に489分ぶりとなるゴールとなった。「チャンスがあったら蹴りたいと思っていたし、だいたいああいうときは(FKを)浅野選手が蹴っているが、まだ復帰明けだったので今回蹴らせてもらって。いい形で蹴れて良かった」と、これまでキッカーを務めてなかったのが信じられないほど見事な一撃で、札幌に先制点をもたらした。

後半30分PKゲット! チャーンス!

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