【プレーバック】南北海道大会準々決勝 函館大有斗1-4 札幌光星(7月14日、札幌円山)
札幌光星が1回のリードを守り切り、準優勝した06年以来、18年ぶりの4強入りを果たした。20日にエスコンフィールド北海道で行われる準決勝では、立命館慶祥と対戦する。
札幌光星の先発は、支部予選から全4試合連続完投してきたエース粕谷脩真投手(3年)、函館大有斗も2年生エースの長谷川結斗投手の投げ合いでプレーボールした。
1回戦で北海をコールドで撃破した打線がこの日も機能した。1番・柳沼廉中堅手(3年)の左前打で足掛かりをつくると、犠打と四球などで2死満塁。ここで6番・有賀拓郎遊撃手(2年)が左前に強烈な2点適時打。北海戦では4打席無安打に終わっていたうっぷんをはき出した。
さらに後続が四球で再び2死満塁の場面で、8番・福本悠斗捕手(2年)が右前にはじき返して追加点。2年生コンビの活躍で主導権を握った。
函館大有斗の反撃は五回。1死から9番・塚本千尋左翼手(3年)が右前打で出塁すると、相手のミスに乗じて、1死二、三塁。ここで2番・能戸優雅三塁手(3年)の中犠飛で、三走・塚本が生還した。
札幌光星は、粕谷投手が5試合連続の完投。被安打6、最後は毎回となる10個目の三振で締めくくった。函館大有斗は、毎回のように得点圏へ走者を進めながら、反撃は五回の1点に留まった。
■就任20年目で夏は2度目の4強入りを果たした合坂真吾監督(47)
「個人的にですけどね。ここが鬼門だった。ずっとここでやられてたので。 決勝戦から逆算をしてみた中で、1、2回戦は粕谷、粕谷。他のピッチャーもいますし、準備はしている」
■支部予選から5試合連続完投のエース粕谷脩真投手(3年)
「最初はシュート成分が大きくなってたけど、今日の試合を終えたら1週間空くという気持ちがあったので、疲労は覚悟で、もう思いっきり投げました。あと2試合、もちろん自分で投げ抜くつもりです」