【プレーバック】北北海道大会1回戦 武修館1-6クラーク(7月15日、旭川スタルヒン)
両チーム合わせて17四死球 チャンスものにしたクラークが勝利
クラークは武修館と1回戦で対戦し、6-1で勝利した。一回に先制したのは武修館だった。敵失と四球などで2死一、三塁のチャンスをつくり、5番・渡辺康靖左翼手(2年)が右前適時打を放って幸先良く最初の1点を挙げた。
その裏、クラークはすぐさま反撃した。2四球と失策などで無死満塁の好機となると、4番・児玉旭陽投手(3年)の右犠飛で同点に追いつく。ここで武修館の先発・黒神勇人投手(2年)がエースナンバーを付ける俣野亮介右翼手(3年)と交代。1死一、三塁、クラークは1球目から仕掛けて一走・山田陽紫二塁手(3年)が盗塁を敢行した。すると武修館の関口凜武捕手(2年)が送球エラー。クラークは三走・高橋歩希遊撃手(3年)が生還し、無安打ながら逆転に成功した。
武修館は四回にクラークの3四死球などで1死満塁のチャンスを迎え、先発の児玉をマウンドから下ろさせたが、投手交代後にあと一本が打てず。六回も先頭・俣野の二塁打と2四球で2死満塁の好機を得たが、得点にはつなげられなかった。
クラークは六回まで2安打に抑えられていたが、下位打線から始まった七回に火が付いた。1死から2安打と四球で満塁とすると、武修館はここでセカンドを守っていた田代優晟二塁手(3年)へ投手交代。ここでもクラークは代わりばなに畳み掛ける。山田が左翼へ2点適時打を放つと、続く児玉も右前適時打で3点目。ここからさらに2者連続の代打攻勢で杉谷瑠生(2年)が左前適時打を放った。
互いに投手陣の四死球が多く、両チーム合わせて17個。効率良く好機で得点を挙げたクラークが、チャンスをものにできず2安打に終わった武修館を下した。
■四回1死満塁のピンチで2番手として救援して無失点で切り抜けたクラークの辻田丞投手(2年)
「春もああいう場面多かったので緊張より楽しんで投げられました。今日は真っ直ぐが走っていて、チェンジアップをしっかりストライクゾーンに投げられていた。カウント悪くせず投げられた」