ファイターズ
《ハム番24時》ドラフト2位の系譜に注目
西川がノンテンダーとなり、少し複雑な思いを抱いている。彼を変換するなら「ドラフト2位の理想型」。10年ほど前、山田GM(現スカウト顧問)が明かしていた。「1位は運もある。2位は外したくない」。1位はエースや主砲を獲得する枠で人気も無視できない。2位は数年後のレギュラーを確保するために使う―という方針だった。
2010年2位の西川は1年目から「センスがあって、すごく練習する」と評判だった。球団の思惑通り、盗塁王に4度輝くなど、球界を代表する外野手に成長した。
近年だと清水、加藤、石井、西村、野村、立野、五十幡が2位入団。今年は有薗(千葉学芸高)だ。スカウト陣の執念が詰まった2位の系譜に、注目している。(榎)