【一問一答】伊藤大海 キーマン・近藤封じ7勝目「心を鬼にして、胸を借りるつもりで投げ込みました」
■パ・リーグ13回戦 ソフトバンク1-3日本ハム(7月14日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの伊藤大海投手(26)が14日、ソフトバンク戦に先発し、7回1失点の好投でチームトップの7勝目を挙げた。バッテリーを組んだ伏見と息の合った投球で、首位を走る若鷹軍団を制圧。6回7失点で敗れた前回対戦のリベンジに成功した。お立ち台でのコメントと試合後の一問一答は以下の通り。
「髭をやっと剃れるのでうれしい」
【ヒーローインタビュー】
ー7回1失点で7勝目。前回のホークス戦は悔しい思いをしていた
「リベンジという気持ちもあったし、髭を剃らずに伸ばしていたけど、やっと剃れるのでうれしく思います」
ー四回から六回まで二塁を踏ませない投球
「きょうは寅威さんがここに投げろと圧を掛けて来たので、絶対に間違えないように投げきろうと思って、投げてました」
ー我慢の投球が実を結んだ。万波のレーザー。レイエス、伏見の一打もあった
「僕自身、得点してもらった後に失点する登板が続いていたので、なんとか最少失点という気持ちがあった。きょうは応えられてうれしい」
ー5割復帰
「一戦一戦、僕らも必死に食らいついていこうと思っている。ファンの皆さんの応援があって、きょうも勝てた。みんなで頂点を目指して頑張っていきましょう」
【試合後】
ー投球を振り返って
「四球がなかったのが1番良かった。自分たちの進めたいようなゲーム展開にできた」
ー近藤との対戦は
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「絶対に打たれてはいけないソフトバンク打線のキーマン。近藤さんにやられる試合が多いし、個人的な感情は抜きにして、エスコンで余り騒がれても困るので、抑えたいなと思っていました」
ー1打席目は内角を攻めた
「あれだけの数字を残せる打者、コンタクト率のある打者なので、より厳しく。結果的にああいう投球になりました。良くしてもらっているので投げづらい部分はあった。心を鬼にして、胸を借りるつもりで、投げ込ませてもらいました」
ー最初の打席はポイントだった
「そうですね。打線の巡り的にも、ちょっと嫌だなと思うところで回ってきた。近藤さんは回の先頭打者だったので、より集中力を高めました」
ー2打席目も先頭。カーブで仕留めた
「ちょっとヒヤッとしました。一番遠いカーブだったのに、それでもあそこまで持っていける。1打席目のインコースという布石が効いたのかなと思います」
ー3打席目は
「先々週スライダーをやられていたので、絶対に間違えてはいけないという意識が出過ぎて、危ないボールになりました」
ーカード勝ち越し
「万波選手のホームランも、レイエス選手のホームランも、寅威さんのタイムリーも、万波選手のレーザービームにも助けられた。次は僕が野手をカバーできる投球がしたい」
ースプリットが高めから食い込む軌道だった
「スプリットがずっと良くなかった。前日はあまり投球をしないけど、きのうはスプリットだけ30球ぐらい投げた。それでもつかみきれずにいたけど、頭を整理しながら、真っすぐとのギャップを出せればいいやって感じで、きょうは思い切り腕を振っていこうと決めていた。その中で、あまり良くなかったけど、寅威さんが信じて(サインを)出してくれた。そこに投げ込もうという気持ちが結果につながりました」
ー七回の中村晃への三振でガッツポーズ
「回の先頭をすごく意識していた。球数も球数だったので、このイニングで出し切ろうと思ってマウンドに立っていた。先頭を斬れたことにうれしさがありました」
ー伸ばしていた髭は
「周りの意見も聞きながら(笑)」
ー評判は
「奥さんは似合っていると言っている。きょう帰ってから聞いてみます」